熱量
今日は悪性黒色腫のわんちゃんに対する電気化学療法を実施する日だったので
大阪から福間先生とESSEの勤務医の清水先生が一緒に来てくださいました。
セミナーをご覧になった方はご存知かもしれませんが
マジでずっとしゃべってます。
しかもずっと真面目な話をされています。
診察室の中での患者様との話し方・コミュニケーションについて
延々とこの人はしゃべることができるんだなあと、ほんとに感心します。
熱量がすごいです。ほんと。
一応、次のセミナー&座談会ですが
11月の27日の木曜日の夜になりました。
テーマは『診察室内での会話』とか
『こんな感じで患者さんには診察に向き合ってくれると獣医的には嬉しい』みたいな
そういう診察室内でのやりとりみたいな感じになるのかな、と思いますが
まだわかんないです。
僕の個人的な要望としましては
めちゃくちゃ表現が悪いので誤解を生むような気がしますが
・患者さんの騙し方、とか
・必要のない薬をどうやって必要があるかのように説得して、ずっと処方させているのか、とか
具体的な話で言うならば
健康診断で、治療対象にならない胆泥症を見つけて
そこからどのような流れでウルソを半永久的に処方し続けることができるのか、とか
そういうのをテーマに話してみたいなって思ってるんです。
が、しかし
グレーどころか、ほとんどクロみたいな話の内容なので
そこまでストレートな話はできないのかなと思います。
でも、僕はやっぱり詐欺みたいな診療スタイルの動物病院を
どうにかなくしたいって思ってますし
無麻酔歯石取りとかを推奨して、動物を命の危険に晒したり
腎数値が高いと言う理由だけで皮下点滴漬けにしてみたり
肝臓の数値が高いという理由だけで肝臓病の療法食を処方し続けてみたり
そういうことをやめてもらうには
そこを掘り下げて誰かが話したり発信したりしないと無理なんじゃないかなと。
そこについての熱量なら自分も出せるかなとか思っていたりするんですよね。
一次診療で求められる能力って
診療技術とかもそうかもしれませんが
究極のところ、べしゃりだと思うんですね。
宗教に近いのかもしれませんが
あの先生が言ってることだから間違いないと、いかに患者さんに考えてもらうか
そこが大事なんだと思います。
大事だとは思うんですけど
間違っていることを信じ込ませるのは違うんじゃないかなと思うわけで。
そこらへん、僕らも詐欺的診察行為はやりたくないと思っているので
自分たちがそうならないためにも
どういう心理でそういう結果に至ったのか
そういうのを獣医師という立場から患者さんたちを巻き込んで
話し合う場とかがあっても良いんじゃないかなと思うんですね。
結局、自分たちが何に熱量を注げるかってところをテーマに
セミナーを構成していけたら、面白いもんができるかなと。
何かアドバイス・ご意見などございましたら
ぜひよろしくお願いいたします。
それでは。