循環器科
CARDIOLOGY
ガイドラインの一歩先の循環器診療
犬猫さんの循環器疾患の代表である犬の僧帽弁閉鎖不全症や猫の心筋症に関しては、ACVIMガイドラインという国際的な基準が存在します。
身体検査、胸部レントゲン検査、心臓超音波検査、心電図検査などを総合的に判断し、ガイドラインのステージ分類に則った治療を行うことが一般的です。
ただし、「ガイドラインは三流を二流にするが、一流を二流にもする」という医学領域における言葉が表すように、ガイドラインに則った治療だけでは、犬猫さんの状態をコントロールするには不十分な場合も少なくありません。
当院の院長は獣医循環器認定医のもとで約5年診療業務に従事した経験をもとに、循環器内科の診察には特に力を入れて取り組んでおります。
一般的なガイドラインに則った治療だけではコントロールが不十分であったセカンドオピニオン症例の症状が大きく改善した事例も多数経験しております。
静岡市で犬猫さんの循環器疾患でお悩みの方は、ぜひ一度当院までご相談に来ていただければと思います。
また、当院には非常勤獣医師として獣医循環器認定医である前波知輝獣医師に循環器の専門診療をお願いしております。
獣医循環器認定医の専門診療をご希望の方は、診察を受けていただくことも可能です。
循環器専門医 前波 知輝
出身校:日本大学生物資源科学部獣医学科
保有資格:獣医師、獣医循環器認定医 認定医番号22009
所属:日本獣医循環器学会
略歴
2016年〜 都内心臓病二次診療施設にて研修
2019年〜2020年 循環器内科の業務委託診療を開始 日本大学附属動物病院無給研修医
2021年〜 VCS代表
2022年度 日本獣医循環器学会認定医取得
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論文発表
- 2021年 Tricuspid valve chordal rupture in a dog with pulmonary hypertension (Open Vet J. 2021,11(4):525-529)
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学会発表
- アミオダロンの減量が困難であった心房細動の犬の1例
「平成30年度 千葉県獣医師会 獣医学術年次大会」 - 肺高血圧症の治療中に三弁の腱索断裂を認めた犬の症例
「令和元年度 千葉県獣医師会 獣医学術年次大会」 - Eisenmenser症候群の動脈管開存症の犬に長期投与にホスホジエステラーゼ5阻害薬を使用した4例
「第106回日本獣医循環器学会」 - 左室流出路狭窄により肺水腫を呈した大動脈弁下部狭窄症の猫の1例
「第106回日本獣医循環器学会」
- アミオダロンの減量が困難であった心房細動の犬の1例