歯科

DENTAL

必要とされる歯科治療を最適な形で

動物の高齢化に伴い、歯肉炎・歯周炎・歯周病を始めとした歯科疾患に悩む犬・猫さんが増えております。
当院におきましては、高性能歯科ユニットを使用し、犬・猫さんのスケーリング・犬さんの根尖周囲病巣治療・猫さんの全臼歯抜歯など様々な歯科処置に対応しております。

歯科用レントゲンを使った精緻な治療

また新規動物病院施設への移転の際に、歯科用レントゲン装置を導入いたしました。
これにより今まで以上に歯科治療における病態の把握をより詳細に行うことができるようになりました。

慢性腎臓病の治療・予防という観点からの歯科治療

歯石除去 施術前

人医学領域において、歯周病は他の臓器のあらゆる疾患との関連性が指摘されております。それと同様に、猫さんの歯周病と慢性腎臓病にも関連性が示されており、歯周病が重度であればあるほど、慢性腎臓病発症までの時間が短いという報告もあります。
歯周病の予防・治療を行うことで、将来的な慢性腎臓病の発症予防・進行予防にも繋がる可能性があると考えられます。

当院は、全身麻酔や腎臓病の管理に力を入れている動物病院であるためか、
『歯周病によって口が痛くて食べることが難しくなってきたけれど、血液検査で腎臓の数値が高くなってきたから全身麻酔はできません』と歯科手術を断られた猫さんの手術依頼が多いです。

歯石除去 施術後

確かに、慢性腎臓病の猫さんは健康な猫さんと比較すると麻酔のリスクは少し上がるかもしれません。
ですが、歯周病の治療が結果的に慢性腎臓病の治療につながるのであれば、徹底した麻酔管理を実施した上で、手術に臨む方が結果的に猫さんのQOLは上がるものと考えております。

持病があるからと全身麻酔での歯科手術を諦める前に
一度ご相談に来てみてはいかがでしょうか。いつでもお待ちしております。