動物病院事情
10月は比較的手術の日程が落ち着いておりまして
半年以上ぶりぐらいに
昼の予定が何も入っていない日というのがあったように記憶しております。
以前は手術の日程だったりが
一ヶ月以上前に埋まってしまうような状態からの
突然のカレンダーのスカスカ具合だったので
やっぱり飼育頭数の減少とかが影響しているのかなあ、とか
何かしら手を打たないとうちも厳しいのかなあ、と考えておりました。
どこの動物病院さんも最近は厳しいみたいですしね。。。
実際、10月の最終週の時点では
11月の予定も後半は全然ガラガラだったように記憶しておるのです。
ただ
今月に入った途端、毎日のように予約が複数件入るような状態になり
結局、全部埋まってしまいました。
そんなことだから
今日も若干無理やり手術を詰めに詰めて
3件の手術と、2件の検査。
猫さんがお1人、日中入院で経過を見ていたので
お昼の内容は盛りだくさんでした。
午後の診察も初診の方が立て続けに4件?5件?
ほんと10月はなんだったんだろう?という感じです。
わんちゃんの飼育頭数の減少スピードがすごかったり
その一方で猫さんの飼育頭数が変わらないか、増える傾向があるので
動物病院も色々と対策打たないとやばいよ、とか
猫さんにも優しい動物病院を目指しましょう!とか
コンサル系の方々はおっしゃいますが
うちも何かしら考えないと、本気でやばいのかなあ
と思っていたのも束の間。
意外に大丈夫そうな気がしています。
ただ、やっぱり診察が比較的落ち着いている日もありますし
今日みたいに一日中バタバタしているぐらいの方が
僕的には楽しいので
もうちょっと患者さんの数が増えていってくれると嬉しいなと思います。
今すでに通ってくださっている患者さんにとっては
混むことになるし、待ち時間増えるし、嫌だな〜って思われるかもしれませんが
診察件数が増えること自体は病院としての経験値が増えることに繋がりますし
経験値が増えれば増えるほど
診察の幅は広がりますし
結果的に、既存の患者さんへの診察の質も向上するんじゃないかなって思っています。
新しい医療機器の導入だったり、新しい人材の確保を考える上でも
患者さんの数が一定数増えてくれないと困りますしね。
そういった意味で
トータルの患者数が増えていく方が
今の患者さんへの還元も色々な面でできるんじゃないかなって思っています。
もしかしたら、件数が増えたら
一つ一つの診察の内容が薄くなっちゃうんじゃないか、というご指摘をいただくかもしれません。
そこは、もう本気で診察しますんで、としか言えないわけですけれども
誰が診察に立ったとしても
僕は全員のカルテには目を通すようにはしておりますし
いつでも後ろから一緒に診察させていただいているような気持ちでその子を見ております。
他の獣医が見ている子でも、自分だったらどうするかは常に考えておけ、と
学生時分に実習先の獣医さんから教えていただいたことを守るように心がけております。
僕は基本的に自信のない人間なので
うちだったら絶対安心です、とは口が裂けても言いませんが
できる限り安心を届けられるように精一杯頑張りますとは、はっきりと言うことができます。
なので、一回試しに来てもらえればなと。
それでダメだったら遠慮なく他の動物病院さんに行っていただいて構いませんので
もしよかったら診察に来てみてください。
それでは。