猫さん情報
猫さんの低体温
ブログ、二日も書かずすみません。
ここ数日、自分自身の力量に見合ってないんじゃないかと思われるような
ちょっとうちの病院への期待値が高過ぎやしないか、というような
そういうことが続いておりまして。。。
本当に自分なんかで大丈夫なんかなあ、という思いが先行し続け
現実逃避してました。すみません。
こうやって書いていたら
少し心が落ち着いてきました。
はい。
逃げずに頑張ります。
昨日聴いていた一般演題の発表の中で
夜間動物病院に来院した2000頭以上の猫さんの
予後を評価した回顧的研究がありました。
そこでの結論の一つとして
来院時の直腸体温が37.7℃以下だと
予後の悪さと
ある程度相関関係にあった、みたいなものでした。
実際に、他の報告でも
猫さんの体温が37.8℃未満の場合、循環不全と関連するというものもあったり
猫さんは低体温になると
カテコラミンの分泌・心拍出量の低下が起こるみたいでして
それらが予後の悪化と関連していそうな発表でした。
確かに、高体温で来院される猫さんよりも
低体温で来院される猫さんの方が
状態としては悪いことが多いように思いますし
入院後に加療して
低体温の状態からなかなか抜け出せない子や
体温が上がってきたと思ったら
またすぐに下がってしまう子は
予後が非常に悪いような印象を受けています。
そういうなんとなくなイメージを
こうやってきちんと統計的に解析してくれ発表までやってくださっているのは
すごくありがたいことですよね。
猫ちゃんの低体温症例には
今まで以上に注意して治療にあたりたいと思います。
それでは!