天才
大学の獣医学科って医学部医学科と同じく6年制なんですけど
うちの大学は学年に150人ぐらい生徒がいるんですけど
毎年成績1位の人だけが特待生として
その次の年の学費が免除される制度だったんです。
で、僕は1年生の頃から最後の年まで
ずっと学年3位とか4位だったんですけど
1位の特待の人はずっと変わらんかったんですよね。
その人は僕よりも7歳年上の人で
何なら人間の方の看護師さんとしても働いてた人でした。
4年生からは同じ研究室だったんで
どんな風に勉強してるんかなあって見てたんですけど
めちゃくちゃ頭が良いとか
めちゃくちゃ効率が良いとか、でなく
圧倒的に努力の人やったんですよね。
いや、もちろん獣医学科に一般入試で入ってるわけなんで
選ばなかったらどこかの医学部に入れるぐらいの地頭はあるんでしょうけど
そんなん皆んな一緒なんで
その上での圧倒的な努力量やったんですよね。
自分自身もそれなりに勉強してるつもりではあったんですけど
あくまでも『つもり』なだけで
その人のことを見てたら
ああ、絶対勝たれへんなって感じでありました。
その人がいない学年だったら
自分も特待取れたのかなあとか思う時もありましたけど
ああいう圧倒的努力の人みたいなんに出会えたのは
良い経験だったなあ、と今では思います。
あんな風に圧倒的な努力ができて
かつ普通の人には思いつかへんようなことを実践していくのが
天才ってやつなんですかね。
そういう風になりたいけど、なかなか難しいもんですね。
結局、その特待だった人も
今では臨床の現場を離れちゃってるみたいですし
卒後10年以上が経過し
小動物臨床に残っている人間の中での成績だったら
自分自身が1位かも?とちょっと自分を褒めてあげなら
あの頃のことを思い出しつつ
日々の努力は怠らないようにしないといけないですね。
そんなことを言いながらも
最近色々とバタバタしていて
あんまり勉強していない。。。
今月の雑誌もまだ途中で
とりあえず勉強します。
それでは。今日はこの辺で。