新しい子を迎えること
ここ2週間ぐらいで
合計4,5人ほどでしょうか
新しい家族を迎えたよ、と
お顔を見せに診察に来ていただく機会がありました。
みなさん、元々当院で前の子を診察させていただいていたご家族様でありまして
先代の子達は最後の最期まで
ご家族と病院とが協力して
色々な治療をさせていただいた経緯があります。
以前
日本人は
安楽死が比較的多い欧米のご家族とは異なり
動物に対する思い入れが強いからペットロスになりやすく
病気の治療もとことんやるため
同じ思いをしたくない、と強く考えることから
新しい子を迎えることが少なくなる、と
どこかで聞いたことがあります。
確かに、そういう一面もあるのかなあと考えたこともありますが
みなとまちで仕事をするようになってからは
全然そんなことないなあってことばかりです。
むしろ、また新しい子を迎え入れてくれるご家族様が多く
それは最期の時の過ごし方を
比較的後悔が少ないような形にすることができたからかなあと
自分たちに良いように考えたりもしましたが
実際はどうなんでしょう。
でも、僕としましては
あんな辛い思いを最後にするのなら
もう二度と動物なんて飼いたくないです!って言われてしまうより
また新しい子の顔を病院に見せに来てくれて
またよろしくお願いします、って言ってもらえる方が遥かに嬉しいわけです。
昨日はペットロスに対する向き合い方的な感じで少し書きましたが
やっぱり動物たちが与えてくれた貴重な時間を埋めてくれるものって
動物たちにしか代替できないんじゃないかなって思うんですね。
前の子の代わりに、とかいう表現方法だと
どうしても批判されてしまったり
もの扱いかよ!みたいなことを言われてしまうのかもしれませんが
『動物をモノ扱いするな!』みたいなことを言って
前の子が亡くなってすぐに新しい子を迎える人を批判する人こそが
動物のことをモノだと思ってるんじゃないかなと僕は思うわけで。
いや、お前らこの方々がどんな想いで前の子の最期を受け入れたか知らんやろ!って
僕は言いたくなるんですね。
だから、僕はまた新しい子を家族として迎えてくださることには大賛成ですし
個人としても病院としてもすごく嬉しいことではあります。
いや、まあ動物病院なんで
動物と暮らす人がいなくなってしまったら商売にならないんで
新しい子を迎えてくれる方がそりゃ良いやろって話もあるんですが
純粋に
最期はお別れがあったけど
犬猫さんと一緒に暮らしてきた時間に対して
良い印象が強かったから
また新しい子を・・・ってなるんじゃないかなと思うんです。
犬猫さんと一緒に生活する中で
動物病院が関わる時間なんていうものは
全体から考えると割合的にはそんなに多くないかもしれませんが
それでも、もう二度と飼うかあ!みたいな悪い想い出にならなかったんなら
良かったかなと思うわけです。
この仕事
助けられないことも多いですし
せっかく当院を頼りに遠くから来てくださったのに
お力になれなかったこともままあるのです。
本当にごめんなさい、っていつも思いますし
自分の中でもかなり凹むことが多い仕事ではありますが
また別の子を連れてきてくださった時に
よろしくお願いします、と任せてくれる時は
喜んだらダメなのかもしれませんが、僕としてはすごく嬉しいことです。
本当はみんなを助けられたら
そんなに嬉しいことはないですし
その方が断然カッコいいのですが
どうしても神様みたいなことはできないのが現実で
全然上手くいかないのが現実だったりします。
ほんとごめんなさい。
なんか同じことばっかり書いている気がしてきたので
そろそろおしまいにしたいと思います。
それでは失礼いたします。
久々のパピーでてんやわんやの我が家。先生のブログを読むことが遠のいており、お時間が空いてしまってのコメントですみません。
先代犬ジャックの時は先生達の夜中のオペやら暮れからお正月にかかる時期にもかかわらず治療して頂いたりもう感謝しかありません。
確かに泣いた日々、ロスでした。でも彼が居てくれた毎日は楽しく癒されることがたくさんあったことも事実で。新しい子を迎えるのも又信頼できるみなとまちの先生方に託して明るく暮らして行きたいと言う気持ちです。
これからもお世話になります。よろしくお願い致します。
>ジャックまま様
いつもありがとうございます!
本当は動物病院に来ることは少ない方が良いとは思うんですが
ジャックさんの時のように
バディさんのことも病院としてできる限りのサポートはしていきたいと思っています。
こちらこそ今後ともよろしくお願いいたします。