つぶやき
科学者と哲学者
『スピノザの診察室』を読みました。
夏川さんの神様のカルテが好きで
三男の名前は小説の中から名前を取りました。
うちに子どもが増えることはもうないと思いますが
万が一増えた場合は、哲郎という名前から取るかもしれません。
それくらい色々と考えさせてくれる作品でした。
医者には哲学者の側面と科学者の側面があるらしいです。
大学病院の先生達は科学者の要素が強いお医者様で
往診の先生達なんかは哲学者の側面が大きいのだと思います。
大体の医者はどちらかの側面が強く出る中で
この作品の中の雄町哲郎という医師は
科学者としても一流でありながら
哲学者としても非凡なものを持ち合わせています。
科学的な哲学者と表現すれば良いのか
哲学的な科学者と表せば良いのかは分かりません。
ただ、この本の帯に宮崎美子さんが
『願わくば人生の最期にはこんなお医者さんに巡り合いたい』と評されている様に
こういう先生には憧れます。
自分自身も患者様からそう言って動物達を預けてもらえるような
そんな獣医師になりたいなと思わせてくれる作品でした。
マチ先生は38歳なんですよね。
あと3年でそういう存在になれる気は全くしませんが
少しでもそれに近い診療ができるように精進したいと思います。
目標は、最高に質の高い動物医療を提供できる患者さんにどこまでも寄り添える獣医師って感じでしょうか。
頑張ります。
それでは、今日はこの辺で失礼いたします。