過大評価
小さい頃から
なんとなく良い風に評価されてしまうことが多いように思います。
身の丈に合っていないというか
過剰な期待を受けてしまうとでも言いましょうか。
そんな感じです。
獣医師として働く前からも
小動物臨床の現場で働くようになってからも
そこはあんまり変わりません。
自分の中の何かがそうさせていると思うので
原因は自分自身にあるのだとは思いますが
そこを改善できずに今の今まできています。
実際のところはどうかわからないわけですが
相手に過剰な期待を抱かれているんじゃないかと
僕自身は考えてしまうので
期待に応えられなかった時のがっかり感がすごいんじゃないかな、とか
変なプレッシャーを常に感じて生きています。
この病院を評価していただくことは
とても光栄なことですし、嬉しく思います。
誰しもが得られるものではないのかもしれません。
でも、最近はなんとなく尾ひれがどんどん付いていって
自分たちの身の丈に合っていないぐらいの評価を受けているんじゃないかという時もあって
やや困惑することもあったり。
自分たちがそういう方向性に持っていたせいなんだと思いますし
そういう挑戦を続けてきた結果なのだろうと思います。
だから全ては自分らで蒔いた種なんですよね。
他院で麻酔をかけられませんと言われた子を
きちんと今の病態を評価して、麻酔をかけて手術ができます、と言います。
で、実際何の問題もなく手術ができました。
動物も元気になりました。
その結果、とても感謝されます。
そこまでの流れはすごく理想的な感じだと思うのですが
それを繰り返しているうちに
どんな子でも100%安全に全身麻酔をかけてくれるんだよ
みたいな噂になっていってしまうのは少し怖いんですね。
確かに、高齢だから麻酔ができません、みたいな感じの根拠のない理由の場合ですと
ほとんどが安全に全身麻酔をかけることができるとは思いますが
中にはそれなりにリスクがあるであろう動物もいます。
そこらへんを上手く発信できればいいのかもしれませんが
とても微妙なニュアンスですし
症例の状態だけでなく、ご家族の状況だったりも考えないといけない場面も多いので
一概には言えませんね。はい。
結局は、過度の期待をされたらされたで
それを上回るぐらいの実力を身につけろよってことなんでしょうか。。
今日はこれくらいで失礼いたします。