犬さん猫さんの変形性関節症の治療薬
以前にもブログで紹介しました
犬さん猫さんの変形性関節症の治療薬。
ソレンシアという猫さんの製剤が先に発売されて
色々なところで良好な結果が得られております。
犬さんの方もリブレラという製品が先日発売になりました。
特に治療の対象となることが多いのは
中高齢以上の中大型犬さんでしょうか。
今日は、ゾエティスさんが提供してくださっている
実際に使用したわんちゃんの症例動画であったり
猫さんの変形性関節症の認知度を高めるための動画を紹介したいと思います。
こちらがわんちゃんの症例動画です↓
ここまで明らかな症状を示さない場合だったとしても
昔より運動量だったり、動きだったりが落ちてきていたわんちゃんを
年齢のせいかな、と考えられているケースは少なくないと思います。
こちらは猫さんの変形性関節症の認知度を広めるための
PR動画になります。
猫さんの場合も
昔みたいな動きができないのは年齢のせいと考えられがちだったりしますが
実際は痛いから動きたいけど動けない、というケースも多いように感じます。
変形性関節症の診断は
症状、検査、治療反応性などを総合して判断していく必要があります。
症状だけだと他の疾患の可能性もあると思いますし
レントゲン検査を撮って問題ないからといって除外はできないですし
逆にレントゲン検査で異常がありそうだったとしても
その場所が症状の責任病変かどうかは話が別になります。
結論、痛みを抑えてくれる薬剤を使用してみて
症状が緩和されたのなら、痛かったんだね、ということになるケースも多いです。
こういった薬剤の使用方法を
試験的治療・診断的治療と表現したりします。
試しに使用してみて、効果があったのならこの病気の可能性があるね、という感じになる具合です。
試験的に治療をしてみるのであれば
できれば副作用はなるべく抑えたいと考えるのが普通だと思います。
そういった点で
今回の猫さんのソレンシア、犬さんのリブレラという治療薬は
抗体医薬という薬剤に分類される安全性のかなり高い薬剤になります。
投与方法も基本的には月一回の注射をするだけ、ということになりますので
自宅での投薬というのが不要なものです。
ご自宅の猫さん・犬さんの症状で
気になることがある方は
ぜひ一度動物病院で相談してみるのはいかがでしょうか?
今日はこれくらいで失礼いたします。
2度目の更新すみませんでした。
それでは!
大山先生、犬さんも猫さんも動画観ました。8日に受診した心ですが、その4~5日間前は動画の猫さんの様でした。心の様子や行動一つ一つにアレ?と言う感じでした。注射をして頂き、その日の夜から少しずつ変化があり、今はいつもの心に戻っています。やっぱり、すぐに、先生に診て頂いて本当に良かったです。ありがとうございました。これからも、よろしく御願い致します。
>スコの心様
心ちゃん、元気を取り戻してくれたみたいで良かったです。
猫さん達に快適な生活を送っていただけるよう
こういった新しい薬剤の使用方法も色々と模索させていただければと思います。
こちらこそこれからもよろしくお願いいたします。