ブランディング
先日、動物病院の経営戦略をテーマにした月一回の勉強会がありました。
5月のテーマは『ブランディング』でした。
どういう患者様に来ていただきたいか?
その患者様に病院をどう思って欲しいか?
そのためにはどのような考え方でどのように行動していくか?
そんな感じのことをグループワーク的な感じで進めていきました。
すごく勉強になりましたし
自分の動物病院のことを改めて考えさせてくれる良い機会にもなりました。
ブランドというものを『同業他社と区別するための概念』とするならば
みなとまちアニマルクリニックという動物病院が生み出すことのできるブランド力って何でしょう?
他の動物病院にはない当院の魅力って何でしょう?
いや、そんなん自分で考えなよって思いますよね。そうですよね。
でも、なかなか自分の口で自分の動物病院の良さを語るのも何だか嘘っぽい感じがするんです。
誰もが目に見える客観的な指標として
当院が誇れるものだと思うのは、正直googleの口コミぐらいです。
いくら医療の質が高いですとか自分たちで言ったところで
そんなんは二つ以上の動物病院に通ったことのある患者様にしかわからないと思います。
動物病院レベルとかが客観的にわかるようなシステムとかあれば面白いですけどね。
ここの病院はレベル51やけど、こっちはレベル87かあ、みたいな。
実際問題そんなことはできないので、動物病院どうしの差なんていうものは
色々な病院に通われた経験のある人にしかわかりません。
それは医療の質とかに限った話ではなく
ホスピタリティについても同じですね。
病院の雰囲気なんていうものは行ってみないとわからないと思います。
『ここの病院の先生は優しいですか?』という問い合わせが先日ありまして
当院の受付のスタッフが『優しいですよ』と答えてくれておりましたが
僕とか望月が本当に優しいかどうかなんていうのは、実際に会った人にしかわからないと思います。
結局は行かないとわからないことって多いと思いますし
自分たちで自分達の動物病院の良さとかを述べたところで
良いかどうかは結局、患者様が決めることであって
同じ避妊手術をするにしても
一番安い病院が良いと感じる人もいれば、高い病院の方が安心できるから良いっていう人もいるわけです。
だからやっぱり、動物病院の良さというのは通っていただいている患者様にしかわからんのじゃないかなと思います。
そういう意味でも
やっぱり僕が誇れるのは口コミの良さってところぐらいで
動物病院の特徴は?って聞かれて自分たちの口で説明するよりも
口コミを読んでもらう方が良さが伝わりやすいんじゃないかなとか思うわけです。
そうやってたくさん良い口コミを書いてもらうっていうのが
当院が今できるブランディングの一つなんじゃないかなとか
結構本気で考えています。
今日も残念ながら亡くなってしまったわんちゃんのご家族の方から
『ありがとう』と『これからもよろしくお願いします』のお言葉を頂きました。
こちらの方こそ最期まで診せていただけてありがとうございます、という気持ちでいっぱいなわけですが
僕が頑張らないといけないのは
そういった言葉をできるだけ貰えるように
これからも頑張ることなんだと思います。
一つ一つのことを一生懸命やり続けることが大事なんだろうなって思いました。
最近は落ち込んでばかりおりますが
明日、少し休んで明後日からまた頑張ろうと思います。
それでは、今日はこのへんで失礼いたします。