なんとなくいつもと違う
何か今日元気ないなあ、とか
ごはん完食するけど、なんだかいつもよりもゆっくりだなあと感じるような
なんとなくの違和感というものはとても大事です。
わんちゃん・猫ちゃんたちと
毎日顔を合わせているご家族だからこそわかる違和感というものが
病気を見つけるきっかけになることも少なくありません。
何かちょっと変だなとモヤモヤするときは
動物病院で診てもらう方が良いかと思います。
『こんなことで連れて行って病院に迷惑じゃないかな』とか
『大したことないのに連れて行って怒られたりしないかな』とか考えちゃうとは思います。
でも、大丈夫です。怒らないですから病院に行きましょう。
もし万が一怒るような先生がいたとしても
動物たちに何かあるよりはいいんじゃないかと思います。
なんとなく今日いつもの元気がないと思って・・・と病院に連れてこられて
お腹の中で腫瘍が破裂していました、という子も過去にいらっしゃいます。
さっきまで病院で預かっていたチワワさんは
心原性肺水腫で呼吸もハアハアしているのに、今日の朝ごはんは食べたそうです。
動物って本当に強いですし、症状を最後まで隠したりもします。
蓋を開けてみたら意外と重症でした、みたいなことも少なくありません。
なので、違和感というものは物凄く大事だと僕は思います。
同じように、僕たちが動物たちに抱く違和感というものもすごく大事だなと感じてまして
毎月お顔を見せていただける機会ある子と
今日初めましての子だと
病気の検出率って多少なりとも差があるんじゃないかなと思っています。
健康診断が、健康な時の動物の検査データを病院に残しておくという意味合いで重要なのと同様に
動物病院のスタッフに
この子の普段の様子はこんな感じですよーと
雰囲気を知っておいてもらうのは重要かと思うんです。
診察台でいつも尻尾振ってくれるのに、今日は振ってくれないなあ、とか
いつも待合室でわんわん吠えるのに、今日は全然吠えないなあ、とか
お腹触ってもいつもは力が入ってないのに今日はすごい嫌がるなあ、とか
そういういつもとの違いというものは
比較対象がないとわかりません。
病院ってワクチンなんかの予防以外だと
健康で元気で何も症状がない子は、行っちゃダメみたいな雰囲気もありますが
元気な時の顔を獣医師や看護師に見せておくのは意味あることなんではないかと思います。
もちろん、病院がストレスで・・・とかだとやめておく方が良いとは思いますが。
健康診断ブームが到来したんかなっていうぐらい
最近は犬さんも猫さんも全身の健康診断をさせていただける機会が増えましたが
そこまではなあ、まだ若いしなあという方は
月に一回や二ヶ月に一回ぐらいの頻度で
体重測定や身体検査だけでも動物病院に行ってやっていると
意外と病気の早期発見に繋がる機会って多いんじゃないかなと思う今日この頃です。
今日はこのへんで失礼いたします。
それでは。