6月21日火曜日の診察時間です。定期的な歯科処置・スケーリングについて。静岡市清水区の動物病院、みなとまちアニマルクリニックです。
こんばんは。大山です。
6月21日 火曜日の診察時間です。
午前中は 9時30分 から 12時 まで
午後は 17時 から 20時 まで(受付は診察終了30分前まで)となります。
よろしくお願いいたします。
犬さんの寿命に関わる3大要因として
わんちゃんのサイズ(小型犬の方が大型犬よりも長い)
去勢避妊手術の実施の有無(実施している方が長い)
毎年の歯のケア(毎年の歯科処置は20%、致死率を下げるとも言われます)
が挙げられます。
歯の健康を維持することがわんちゃんの寿命に大きく関わってくるわけですね。
人間も歯の健康の重要性はずっと言われておりますが
わんちゃんも例外ではありません。
もちろん、猫ちゃんにおいても同様です。
歯周病や歯肉口内炎がある猫ちゃんは、ない猫ちゃんと比較すると
高齢になった時や他の疾患に罹患した時に口の問題で苦しむことが多いです。
昨年秋に歯科に関する機器を一新したことで
超音波スケーリングや抜歯の手術を実施する機会が大幅に増えました。
場合によっては、重度の心臓疾患や腎臓疾患抱えている犬さん・猫さんに実施することもあります。
そういった抜歯の手術を実施する子を見ていると
やはり若い頃から定期的に口腔内のケアをしていればよかったなあと思わされることが多いです。
犬さん・猫さんの多くが
若いうちから口腔内に何かしらのプロブレムを抱えていることは多く
定期的に全身麻酔をかけての口腔内のケアを実施することは
将来的な健康寿命を伸ばすことに一役買ってくれるのではないかと考えています。
もちろん、そんなに何回も全身麻酔をかけていいの?とか
どうしても全身麻酔って不安が大きい、という声はあるかと思います。
ですが、実際に歯がボロボロになってから歯科処置を実施するよりも
予防的な歯科のケアのために全身麻酔をかける方が、処置の時間が長くなることも多いですので
結果的に全身麻酔の時間が長くなります。
また、高齢になってからだと歯とは別の疾患を抱えていることも多く
そういったものが全身麻酔のリスクをあげる原因になったりもします。
なので、当院としましては
若いうちから定期的な全身麻酔下での歯科処置というものを推奨していき
犬さん・猫さんの健康寿命を一年でも二年でも伸ばしていくことができればなあと考えています。
もし、全身麻酔や歯科処置に関しまして
ご質問のある方は、ご気軽に当院までお越しください。
無麻酔歯石取りやドッグハイジニストなどという乱暴な考え方も
現在の日本ではまかり通ってしまっていますが
無麻酔でやる歯科処置には何の意味もありませんし
むしろ歯の状態を悪化させるリスクさえありますし
死亡例や骨折事例などもある非常に危険な行為であることを認識していただきたいと思います。
わんちゃん・ねこちゃんに対しての歯科処置は全身麻酔下で実施することが基本となります。
よろしくお願いいたします。
それでは、今日はこのへんで失礼いたします。