5月24日火曜日の診察時間です。循環器・腎泌尿器・麻酔に力を入れております。静岡市清水区の動物病院、みなとまちアニマルクリニックです。
こんばんは。大山です。
5月24日 火曜日の診察時間です。
午前中は 9時30分 から 12時 まで
午後は 17時 から 20時 まで(受付は診察終了30分前まで)となります。
よろしくお願いいたします。
昨日は2週間に一度の輪読会の日でした。
本来は抗菌薬についての書籍を読み進める予定だったのですが
先日も少し書かせていただいた輸血研究会の学術講習会が現在開催中なので
どうせならと、みんなで輸血についての議論を交わしておりました。
輸血についての細かい手技などについては
大学教育などで学ぶ機会もほとんどなく
それぞれの動物病院が独自のやり方で行われている側面も多いです。
なので、そこらへんも含め輸血に対する考え方など色々と勉強になる良い機会でした。
で、その後、一人の先生の動物病院のgoogleの口コミについての話になり
どんだけ頑張っていても
動物病院と患者様との間の齟齬というものは生じてしまうのかな、という印象でした。
僕たちは今年で臨床8年目とか9年目とか
いわゆる中堅と言われるような世代になってきています。
臨床経験が20年以上の先生方が開業された時代とは、世の中のニーズが変わってきていると思います。
昔は、狂犬病ワクチン・混合ワクチン・フィラリア予防などの予防関連や
去勢手術・避妊手術さえ行っていれば動物病院の多くは経営に困ることはなかったのだと思います。
インターネットで病気について調べる飼い主様など皆無であり
その動物病院で行われていることが全てです。
セカンドオピニオンなんていう言葉は動物医療においては、ほとんど使用される機会はありませんでした。
そんな時代とは打って変わり
ただ予防医療を行うだけでは動物病院として差別化を図り生き残るのが難しくなりました。
当院が、循環器・麻酔・集中治療・腎臓病などに力を入れて取り組んでいるのも
もちろん僕がその分野が好きだというのもありますが
他の動物病院にないものを提供するためでもあります。
輪読会を一緒にやってくれている先生方の動物病院も同じような感じです。
一つの動物病院は皮膚科・腫瘍科に力を入れておりますし
もう一つの動物病院は画像診断や救急医療に力を入れております。
そうやって何か動物病院としての特色を持つと
それを求めて飼い主様が集まってきてくださいます。
ただ、逆に言うと
どこかの分野でとんがることを目指すということは
万人に受ける動物病院というものからはややかけ離れてしまうという側面があります。
例えば、当院に関してだと
飼い主様とわんちゃん・ねこちゃんが一緒に居られる時間を一分一秒でも伸ばすためなら
できる限り最大限のことをやっているつもりです。
そうすると結果としてそれなりのご費用はかかってきてしまいます。
結果的に、診療費用の安さを求める人や、そんなに医療を施すなんて可哀想だと考える人には不向きな動物病院になってしまいます。
そもそもが誰にとっても良い動物病院なんていうのは難しいのかもしれません。
高度医療を求めれば求めるほど、それに関わる人数や設備、高度な知識・技術は必須となります。
そうするとお金がもちろんかかります。
いや、当たり前でしょ、と考えていくださる方がこのブログを読んでいただいている層のほとんどな気がしますので
あまり不思議にお感じにならないかもしれませんが
世の中には、めちゃくちゃ高度な動物医療をタダ同然でやってくれ、という人々も存在するのです。
そういった方との間で生じてしまう齟齬というものは、もうしょうがないのかなと最近思います。
気にしないほうが良いのかなと。
ですが、昨日の話に戻りますが
やっぱり口コミに1をつけられると凹むわけです。
しかも、自分たちが最大限できることをやった上での結果、つけられてしまったら尚のこと。
何のために頑張っていたのだろう?となってしまうわけです。
もちろん口コミを書いた飼い主様側の意見もあるのでしょう。
ただ、それであれば直接病院との話し合いをすれば良いのかなと思いますし
わざわざ一方的なご意見を大衆の面前に晒す必要などない気もします。
まあ、でも口コミってそういうもんなんですよね。
それもわかっているつもりです。
良い口コミを書いていただけたら嬉しいわけで、悪い口コミを書いてもらった時だけ文句言うなよ、と言われればそうだと思います。
でも、口コミってフェアじゃないんですよね。
匿名でもできますし、書かれてしまった動物病院側は名前も出てるのに。
しかも一生消せないんです。
結果的に、それを読んだ新しい飼い主様がその動物病院に行かなくなって
助かるはずだった命が助からなくなるかもしれません。
書かれた先生は精神的に病んでしまって
何を目指して仕事をすれば良いのかわからなくなるかもしれません。
現に、昨日書かれた先生はかなり精神的に落ち込んでらっしゃいました。
そこまで考えて書いてらっしゃるのであれば、何も言うことはないのですが
そこまで影響力があるものだとは考えていない方々もおそらくいらっしゃるわけです。
なんかなあ、ってならないですか?
結局、昨日の結論は
病院の診療方針に理解を示してくださる患者様を大事にするのが良いねって話になりました。
どうしても一定数の批判を受けるのは仕方ないのだと思います。
僕たちの動物病院を嫌いな人がいるということは
逆に言うと、その何倍も好いてくれている方々がいらっしゃる証なのかなと考えるようにしました。
別にイエスマンだけを集まるとかそういうわけではありません。
自分たちが一生懸命やっているというある程度の自負がある以上
それに賛同してくださる飼い主様を僕たちは大切にしたいという、ただそれだけの気持ちです。
また長々と書いてしまいました。
なんかすみません。
今日はこのへんで失礼いたします。
それでは。
こんばんは、先週ポメ男の子の歯折でお伺いさせて頂きました。
私は仕事だったので母が代わりに付き添って行ったのですがとても優しい先生で安心したと、あと色々親切にお話を聞いて頂いて嬉しかったと言っておりました。有難う御座います。
先生から定期的な歯の健診をした方がいいとアドバイスを頂いたと聞きまして8月頃にまたお願いしたいと思うのですがこちらの別の記事で健康診断は予約制と書かれていましたが歯の健診も事前予約制でしょうか?
現役獣医師様のブログは初めて拝見しましたが日々の思いを綴るつぶやきも病院での取り組みも病院の雰囲気がよく分かって有難いです。
またちょくちょく過去の記事なども読ませて頂きます。
>マ様
コメントをいただきありがとうございます。
先日は、お母様が診察に来ていただきありがとうございました。
こちらのお話を真剣に聞いていただき、こちらこそ診察をしていてすごく嬉しくなりました。
ありがとうございます。
提案させていただいた歯の健診に関しては、口腔内の状況を先日の診察時と同様に見せていただきたいだけですので
特に予約は必要ありません。
診察時間内に受付をしていただければ、順番に診察させていただきます。
僕たちの動物病院はやや他とは趣向の異なる病院なので、受け入れられない方々もいらっしゃるのかもしれませんが
当院の考え方などを知っていただくことで、結果的に円滑な診察・治療へと進むことができると考えております。
ぜひ過去の記事も覗いてみてください。