12月24日金曜日は再診予定の方のみの診察となります。心臓病・腎臓病に静岡市清水区の動物病院、みなとまちアニマルクリニックです。
こんばんは。大山です。
12月24日金曜日は再診予定の方のみの診察となります。
よろしくお願いいたします。
なお、緊急の方に関しましてはこの限りではございませんので
あらかじめお電話の上、留守番電話にご用件を残していただけると嬉しいです。
合わせてよろしくお願いいたします。
東京に日本で初めての循環器内科専門の動物病院があるのですが
そこで大学の後輩がアルバイトをして働いているので
その病院の先生の治療について話を聞くことがよくあります。
ずーっと、循環器内科だけを追求し続けてきているような先生でして
その先生の薬の使い方などを聞いていると、ある意味価値観が崩壊します笑
世の中にある薬の数というものには限りがありまして
例えば、犬さんの心臓病に対する循環器薬というものも
一般的に使用される薬は何十種類もあるわけではありません。
限られた数の薬を、如何にその子の病態に合わせて処方するか?
そこが内科医の腕の見せ所の一つなんだと思います。
その腕を磨くためには
おそらく能書に書かれている通りに何も考えず処方しているだけではだめなんだと思います。
きちんと検査をしてその子の病態を把握して
それに合うであろう薬とその用量を調節して処方して
その結果をきちんと評価する。
それをずっと繰り返し続けることで、自分なりの薬の処方術みたいなものができあがるのだと思います。
時には、能書に書かれている用量を超えることもあると思いますし
適応外処方になるようなこともあるのかもしれません。
ただ、きちんと考えた上で、おそらく病態に最適であろうレシピで処方された薬剤は
結果的に功をそうすることが多いように感じます。
その結果、最終的には動物のQOLの向上や予後の延長に繋がるわけですから
きちんとしたエビデンスがあるものだけが全てではないと思います。
上記の循環器専門病院の先生は、ある意味、職人さんのような感じで
一般的に論文や症例報告なんかで書かれている中央生存期間を大幅に超えてくることもあるそうです。
教科書や論文などに書かれていない方法であるのかもしれませんが
結果的にわんちゃん・ねこちゃんとそのご家族の幸せに繋がっているのであれば
それは一つの正解の形なんではないかなと僕は思います。
そういった先生のやり方なんかも参考にさせてもらいつつ
ずっと考え続ける内科医でありたいなと思います。
それでは、今日はこのへんで。
今日は、飼い主様からお手紙をいただきました。
感謝のお言葉をお写真やお手紙としていただくことはやはり嬉しいものですね。
いつもありがとうございます。
今年もあと一週間程となりましたが、最後まで誠心誠意走り続けたいと思います。