12月21日火曜日の診察時間です。静岡市清水区の動物病院、みなとまちアニマルクリニックです。
こんばんは。大山です。
12月21日 火曜日の診察時間です。
午前中は 9時30分 から 12時 まで
午後は 17時 から 20時 まで(受付は診察終了30分前まで)となります。
よろしくお願いいたします。
先日、獣医学生に向けたアンケートの結果が公表されました。
内容は就職についてのアンケートでありまして
大学1年生から6年生までの合計929名に取ったものとなります。
希望する職種、ざっくり言うと小動物か、大動物か、公務員か、企業か、大学院か、、、という感じでしょうか。
ここでいう小動物というのが、いわゆる動物病院での勤務を指しています。
結果はどんな感じになっていると思いますか?
一般的に獣医学部・獣医学科に入学する学生さんは
大体が動物病院の獣医さんになるというイメージを持たれているかもしれません。
ですが、実際に卒業する時に選ぶ就職は、それとは大きく異なっておりまして
今回の結果でも、小動物臨床を選んだ学生さんは全体の51%でした。
つまり半数は別の就職先を希望しています。
特に、小動物臨床を選択しない傾向は男子学生に多く
男子学生だけで見ると、全体の45%が小動物臨床を希望しているので、半分以下の数値です。
何だか悲しくなりますよね。
僕が学生の頃はもう少し小動物分野に進む人が多かったように思うのですが
時代は安定志向みたいです。
確かに、公務員獣医師や製薬会社さんで働く獣医師の方と比較すると
勤務時間は長いし、精神的にキツイことも多いのかもしれません。
でも、それに見合うやりがいはあるんじゃないかと思います。
やりがいだけでは食っていけないんですよ、と言われてしまえばそれまでなのかもしれませんし
仕事に対して何を求めるか?は人それぞれだと思うので
きちんとしたお休みが欲しくて、定時で帰れて、安定している
そういう感じの職場を求める人にとっては、小動物臨床はどうしても合わないのかもしれません。
どうしても、いつ何が起こるか誰もわからない、生き物を相手にしている職業ですので
仕方ない側面もあると思います。
あとは、人間の医療ほど保険制度も整っていないので
人医療ほどの報酬がもらえないため
結果的に人の病院ほどのスタッフ体制にするのが難しくなります。
人が開腹して子宮全摘出手術を受けると8日から10日入院で
保険適用して24〜30万円かかるそうです。
これを保険使わずに4〜5万円でやらないといけない動物医療を続けるためには
動物病院で負担せざるを得ない現状があります。
ただ、以前に比べ、動物用保険に入ってくださっている飼い主様も増えていますので
費用面での問題は以前よりも少なくなり
積極的な検査や治療に臨まれる方も増えてきているように感じております。
犬さん・猫さんを取り巻く環境が少しずつですが人間に近くなってきているのかな、と思いますし
僕たちも人間並みの医療を提供できるように日々精進していきたいと思います。
なんだかんだ話がだいぶ逸れましたが
とりあえず今日はこのへんで失礼いたします。
それでは!