異物による腸閉塞なのに浣腸処置をされていた犬さん
2月の話なので
もう8ヶ月以上経っているのですが
その時につぶやいた投稿がなぜか昨日から良く読まれているのか
ちょくちょく通知が来ています。
そんなこともあるんですね。
事の発端は
異物を食べた後から元気食欲が全くなく
水を飲んでも吐いてしまうという理由で他院さんを受診されたわんちゃん。
レントゲンで異物を確認したそうなので
明らかに腸閉塞であることは確認できてたように思うのですが
もうすぐ異物も出るかと思うから、という良くわからない理由で
浣腸の処置をされてしまいました。
結果、異物は出ないし、余計に状態は悪くなるし、という状態だったみたいで・・・
連日その病院さんで治療されていて
いつも通り翌日の受診を指示されて、その通りに動物病院を訪れたそうなのですが、なぜか休診。
ということで、症状が始まってから4日目に当院に来てくださいました。
来院時には、意識昏迷という感じで意識レベルも低下しており
重度の脱水と、完全なショック状態という感じでありまして
緊急入院という形になり、内科的な治療により状態を持ち上げて
その後、緊急手術という形になりました。
結果、胃や小腸から異物が複数個検出され
完全な腸閉塞からの循環血液量減少性ショックという感じでありました。
浣腸処置がトドメを刺そうとしていたのかもしれません。
その後、数日の入院管理を経て、無事に退院され
今ではすごく元気な様子で過ごしてくれています。
比較的若い子だったので何とか耐えてくれたのかなとも思っておりまして
これが、高齢の子とかだったら結果は違っていたかもしれません。
ご家族様はちゃんと動物病院に早めに行ってるんですけどね。
どうするのが正解だったのでしょうね。
先日診察させていただいたセカンドオピニオン?的な患者様も
かかりつけの動物病院さんでやられている治療内容が異次元過ぎて
もう逆に自分が常識だと考えていることが間違っているのか、という錯覚すら覚えてきました。
たぶん、中には本当に僕の方が間違っていることもあるんだろうとは思いますが
それでも、さすがにおかしいでしょ、って感じの内容でした。
上記の浣腸処置もそうですが
逆に病態を悪化させかねないような処置を繰り返す動物病院さんでも
動物病院を名乗って運営できちゃうわけですし
なんなら、みなとまちアニマルクリニックよりも地域で長く診療されているので
もしかしたら僕らなんかより地域からの信頼は厚いのかもしれません。
恐ろしい話ではありますが
長年そこにあるってだけで一定の信頼は構築されてしまうわけなので
なかなか難しいものがあるなあといつも思います。
年数だけは続けないと増えていかないですからね。
引き続き頑張りたいと思います。
スレッズからの通知からそんなことを考えていました。
それでは。