キレる獣医師
最近またセカンドオピニオンの子の診察をさせていただく機会が増えました。
そんな中で、何度か同じような話を耳にします。
『今通っている動物病院の先生は、色々と質問をすると怒られるんです』
とのこと。
静岡に来た当初は本当にそんなことあるんかなあ、って思ってましたけど
実際に、結構な勢いで患者さんに対してキレる獣医さんが
静岡市内には何人かいらっしゃるみたいで
なんかこう、僕が抱く獣医師像との乖離がすごいなって思います。
自分が提供する動物医療に自信があって
そこを否定された気持ちになってしまうからキレるのか
逆に、本当は自信が無い部分を指摘されて
図星なのを隠すためにキレるのか
真相は定かではありませんが
動物医療も結局は人と人とのコミュニケーションなので
怒りに身を任せるような診察は極力避けた方が良いんじゃないかなとは思います。
まあ、中には動物虐待みたいなことをしている人や
吠える声がうるさくて近所迷惑だから、すぐに安楽死をしてくれませんか?
などとこちらの感情を逆撫でるようなお願いをしてくる人もいたりするので
怒りが湧くことがないわけではないですし
先日ももっちーが溜息ついてましたが
電話で名乗ることもなく開口一番
関西弁で膵炎とリパーゼについて質問してきて
診察してみないと何とも言えないです、と答えた瞬間に
もういいです、と電話を切るような失礼な人がいるのも事実です。
でも、99%の患者さんはそんな失礼なことをしないですし
自分の家族である動物のために一生懸命考えた上で
不安なことや気になることを
獣医師に対して質問をしていることがほとんどだと思います。
そこにはきちんとご家族が納得できるまで
真摯に誠実に向き合うのが獣医師の仕事なんじゃないかと。
セカンドオピニオンでいらっしゃった患者様の診察をしていて
僕はそう思いました。
獣医師はキレない方が良いと思います。はい。
それでは。