つぶやき
七夕
リンパ腫で治療させていただいていた猫さんが
今日の朝、息を引き取りました。
朝一番で病院に来てくださり、お別れの挨拶をさせていただきました。
去年の11月頃から症状が出始めて
二つの動物病院に行くも結局診断はつかず。
2月の初めに当院に来てくださいました。
一時的に抗がん剤がすごく反応してくれ
病変も完全に消失するまでになりましたが
やはり病気はそんなに甘くはないみたいで
他の部位に再燃し、闘病の末、今日お亡くなりになりました。
思い入れも強かったので
なかなか自分自身も受け入れることができないまま
今日の診察業務を行っていたように思いますが
子どもが夕方になって七夕祭りに行きたいと言い出したらしく
急遽、診察後に行ってきました。
もうあと2時間もないぐらいで終わる感じだったものの
祭りの雰囲気はなんとなく味わえたみたいで
子どもたちも満足していたみたいです。
本当は七夕の短冊に
犬猫さんの病気がこの世からなくなりますように、って書こうかなとか言ってたんですが
祭りも終盤で、そういうのも終わっていたみたいで
短冊に書くことは叶わなかったですが、心で願っておきました。
書くのはは来年に持ち越そうと思います。
病気がなくなってしまったら
僕たちの仕事のほとんどを失ってしまう気はするので
それはそれで困るのですが
やっぱり犬猫さんが病気になるのを見ているのも嫌ですし
ご家族が落ち込むのを見ているのも辛いので
なくなってくれるのなら、その方が嬉しいなと純粋に思います。
いつか病気なんてなくなって
みんなが老衰でしか命の終わりを迎えることがないような
そういうフェーズになったら嬉しいですね。
本当にそうですね。
私も七夕の明日、そう願おうと思います。