8時10分前 認識の違い
先日話題になっておりました。
『8時10分前に集合してください』と言われたら
僕は7時50分には着いているようにする派ですが
今の若い世代、10代・20代はそうじゃない人も多いんですよね。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2956f5a6733f0a9eb58b12144853cc13ea0e7db8
8時〜8時9分までに来るのが、8時10分前に集合ということみたいです。
言葉というものは
文字として書くと同じでも、時代によってその意味合いが変わることは多々あります。
この8時10分前も、同じような変化の一つなのかもしれませんので
これに対して
今の若者は・・・と受け入れようとしない姿勢を貫くと
自分自身が変化できないように感じるので
確かに、そういう捉え方もあるよなあ、と極力受け入れるようにしています。
こういった言葉に対する認識の違いって
僕らの仕事でもよくあることだったりします。
『昨日からぐったりしていて・・・』と、問診でおっしゃる方も少なくないですが
この『ぐったり』という表現は
ものすごく曖昧なものでありまして
いつもより少し元気ない様子をぐったりと表現される方もいらっしゃる一方で
僕ら動物病院側が想像するぐったりは
完全に横臥状態で周囲への反応もやや乏しいような、そんな状態を想像してしまったりします。
ここにも、言葉に対する認識の違いがあるわけですね。
『食欲がある・ない』や『下痢をしている・していない』ということでも
同じようなことが起こる時があります。
いつもの8割しかフードを食べてくれない場合に、食欲がないとおっしゃる人もいれば
3割食べてくれるから、食欲はありますよ、と答えてくださる患者様もいます。
便が少しでも緩ければ下痢っぽいかな、と申し出てくださる人もいれば
べちゃべちゃな形のない便でない限り、下痢はしてないです、とおっしゃる人もいます。
難しいですよね。
僕らの仕事は
犬猫さんと直接お話ができるわけではないですので
どうしてもご家族から見た動物たちの様子を間接的に聞かないといけません。
双方の言葉に対する認識の齟齬は
時に動物たちの命を危険に晒すことにもなり得ます。
言葉の選択や表現方法については
かなり気をつけないといけない職業だと考えています。
僕自身、普段から診察の際には
相手がどの程度のニュアンスでその言葉を発しているのかを考えるようにしています。
そうすることで、いざという時に対応を急ぐべきなのか
まだ時間的猶予があるような状態なのかの判断の助けにもなるんじゃないかなって思っています。
何気ない健康時の診察の会話の中でも
案外そういうことが見えてきたりすることも多いです。
そういう意味では
症状とか何もない時にただ患者様と会話をするだけでも意味はあるのだと思いますし
有事の際に意外に何かのヒントになってくれたりするんじゃないかなとも思います。
今日の文章は
ちょっと表現が曖昧すぎて
何が伝えたいのかよくわかんないかもしれないですね。
こういう何となく察してください、的な曖昧な文章が
誤解を生んでしまうのかもしれませんね。
すみません。気をつけます。
もうちょっと文章力を上げないといけません。
もっと色んな本を読んだ方が良いですね。
それでは今日はこの辺で失礼いたします。