献血システム
以前にも書いたことがありますが
動物医療においては
人間の医療みたいに
確立された血液バンク的なものがありません。
ただ、輸血が必要になる場面というものは
人間同様に存在します。
当院の場合ですと
輸血が必要になった子の同居犬の子にお願いしたり
他の患者様にお願いしたりして
なんとか急場を凌いでいるような状態ではあるのですが
やっぱり血液が不足して困る場面というものはあります。
病院に供血動物となる犬猫さんがいれば良いのかもしれませんが
うちの動物病院には動物いないですし
なんか動物病院にずっといないといけないというのも
少し可哀想な気がしていて、今のところ迎える予定はすぐにはありません。
なので
輸血が必要な子が来院された時に
ボランティアで血液を分けてくれるドナーになってくれるような患者様を
常日頃から探しておくべきなのかなあ、とは以前から考えておりました。
血液ドナー登録制度的なものを実施している動物病院さんもいくつかありますし
実際にボランティアの犬・猫さん達で
輸血治療を実施している動物病院さんも多いと思います。
うちはたまたま今まで何とかなっていただけで
次も何とかなるかどうかはわからないので
患者さんの絶対数が増えてきていることもありますし
そろそろ本格的にそういうことも考えないとな、と思い
今日こうやって書いています。
献血システムが
ボランティアの患者さん達で成り立っているような動物病院さんは
どこも大きな二次診療施設だったり、大学病院だったりするわけなので
うちなんかが真似して成り立つのかどうかは怪しいもんですが
何もしないよりはマシだと思うので
こんな感じで書いてみました。
今日こうやって書いたことで
何かしら患者さんからのリアクションがあれば
より具体的に考えていきたいと思っています。
もし、何かご意見などございましたら
ご気軽におっしゃってください。
よろしくお願いいたします。
それでは。