インターン生
今週の木曜日から10日間
動物看護の専門学生さんがインターンに来てくださることになっています。
今2年生で4月から新3年生になる学年の方みたいなので
よかったらそのまま来年就職先として選んでくれないかな、とか
考えておりますが
そんな甘くないでしょうか。
なんか聞くところによると
うちの動物病院の評価とでも言いますか
変な風に過大評価をいただいているみたいでして
こんなにレベルが高い動物病院で自分なんかが働けないよー的な感じで
若干、避けられているような気もしていたり。
就職したら毎日勉強し続けないといけない、みたいな
そんな風に捉えられちゃっているような話も聞いたり。
実際のところ
スタッフが勉強してくれた方がそりゃあ嬉しいですし
自己成長をしようとし続けてくれる姿勢に対しては敬意を示しているつもりです。
ただ、強要はしてません。
勉強なんて
他人から言われてやったって、あんまり意味ないんじゃないかなと思っているからです。
尿道閉塞の猫さんが状態悪く、目の前に運ばれてきました。
周りのみんなはテキパキと処置の準備なりをして
治療を始めていきますが
自分だけは何をやっていいのか分からないので、何もできませんでした。
猫さんは無事に助かりましたが
自分の中には悔しさだけが残ります。。。
的な、出来事の後に
次同じようなことにならないように
猫さんの尿道閉塞の対応について勉強しよう!ってなる方が
知識の吸収も定着もすんなりいくんじゃないかと、僕は思います。
というより自分がそうでした。
頭の良い人は
そんな悔しさとかの経験がなくても
ただただ端から端まで片っ端から勉強していけば
知識が身になっていくのかもしれませんが
僕自身、必要性に迫られた時の方が
勉強に対する集中力も効率も上がるような気がしています。
だから、うちの動物病院は
あれやって、これやってと勉強の指示をする動物病院ではなく
『あの子が来た時に、○○ができたらもっと良かったよね』と振り返ることで
自主的に勉強する方向へ導くような
能動的学習の方へと自然と身体が動くような
そういう環境づくりができたら良いなと考えています。
助けたいって思えば
全てを助けられるようになる、なんてことは思いませんが
自分から助けたい、って思わないと
きっとどんな命でも助けられないと思うんです。
こういうことを書くから
ハードルが上がってしまうんですかね。。。
皆さんが考えているほど
全然大した動物病院ではないので
もし少しでもご興味のある方は
ご気軽に見学に来てください。
それでは、今日はこの辺で。
皆様、インターン生をよろしくお願いいたします。