公平と平等
昨日の夜は定期的な勉強会の日でした。
犬猫さんの消化管腫瘍について1時間半ぐらい
みんなで勉強した後、マネージメント系のセミナーの話になりました。
そこでのテーマが『公平と平等の違い』です。
皆様はわかりますでしょうか。
平等とは
パイを分け合うとなった場合に
みんなで均等に同じサイズで分け合うような場面を指します。
『偏りや差別がなく、ぞれぞれの人の特性などを全く考慮しないこと』が平等です。
一方で、公平というのは
同じようにパイを分け合うとなった場合に
育ち盛りのお子さんには少し多めに分け与えましょう、的な
『特性や能力を考慮した上で同等に扱うこと』を指します。
何もかも平等が良いという考え方の典型例が社会主義というものであって
社会主義の世の中は
頑張っても頑張らなくても
みんな同じ施しを受けられるという現実があるため
あんまり頑張らないでも良いやという流れになってしまいます。
それなのに
できない人とかやらない人とかでも平等に助けてあげないといけない
みたいな考え方って日本人は意外に好きだったりしますよね。
みんな平等に助けるのが正義で、良いこと的な。
でも、そうすると組織とか会社とかって
一向に良くならないですよね。
頑張らなくてもお給料もらえるんだったら
頑張らないって人の気持ちはわかりますし。
『平等』っていうのは、頑張らない人とかできない人には優しいのかもしれませんが
頑張りたい人とか仕事ができる人には不満しか生まないわけで
全然優しくなんてありません。
きっと仕事のできるその人は組織を去っていくことになるのだと思います。
それだったらやっぱり僕は
頑張っている人が報われる世の中であってほしいって思うので
ハイパフォーマーの人に優しくなれる『公平』の考え方でありたいと思っています。
もちろん、場面場面で使い分けないといけないのはわかっておりますが
誰に対しての優しさなのか?という点を
熟考した上で、色々な決断をしていかないといけないんだろうなあと思いました。
はい。
今日はこの辺で終わりにします。
それでは。