小児歯科
今日は次男と三男を連れて歯医者さんへ。
小児科って動物医療とやや近しいと僕は思っていることもあり
子どもを病院に連れていくと
動物病院っぽい感じを患者さんの立場で体験できる機会だし
色々と勉強になるなあと思うので、案外好きなんですが
今日は雨だし
1人で2人を連れて行く感じだったので、やや億劫でした。
すごい大雨の中でも
最近は当院にも来てくださる患者様がいることには
本当に感謝しないといけないな、と改めて思いました。
で、いざ診察。
自分の子の歯を順番に診察してもらいながら
歯科衛生士さんの話を聞きます。
そのタイミングで
隣の処置台から絶叫するお子さんの声が聞こえてきます。
見てみると
歯科衛生士さん、お父さん、お母さん、助手の人?の
合計4人係でお子さんを抑えながら
ハンドスケーラー的なもので口の中に何かしらの処置をされておりました。
聞けば、まだ一歳だそうで。
小さい子の歯科処置って大変だなあと思う一方で
麻酔かけてやったらもうちょっと楽にできそうなのになあ、とか
考えてしまうのは、職業柄仕方がないもんなんですかね。
人間は年齢を重ねれば理解力も増しますし
言葉が通じるようになれば
歯科処置もある程度は許容してくれるようになるわけですが
動物の歯科処置には絶対麻酔が必要だなと、改めて思いました。
獣医さんじゃない人が
無麻酔で歯石とりをやって逮捕された件は前にも書きましたが
無麻酔歯石とりを売りにしてる動物病院さんというのも世の中には結構ありまして。
なんでも『無麻酔』という謳い文句でありながら
鎮静はかけて処置をしていたりする病院さんもあるそうで。
鎮静と麻酔の定義の違いってやや難しいんですが
モノは言いようだなって感じですよね。
鎮静でスケーリングするんなら
多分全身麻酔で歯石を取ってあげた方が僕は安全なんじゃないかなと思っています。
まあ、考え方は色々あるのかもしれませんが
無麻酔で歯石を取ることを推奨します!っていう人は信用しない方が僕は良いと思います。
それでは、今日はこの辺で。