動物病院
細胞診のセミナー
本日最後の診察が終わったのが20時半ぐらい。
で、21時から始まったセミナーが
今ちょうど終わった感じです。
大学時代は臨床病理の研究室に所属していたので
細胞診の勉強は学生の時は他の学生さんよりもやっていたように思いますが
きちんとしたセミナーを聴くのは久しぶりかもしれません。
改めて勉強になったように思います。
血液塗抹検査や細胞診、糞便検査や尿検査など
顕微鏡を使用する場面というのは
動物医療においてもそれなりにありますが
AIやデジタル化の波というものは
こういった検査機器にも進化をもたらしてくれています。
今回のセミナーの協賛になっている企業さんが
新しく発売された検査機器は
病院内で作成した細胞診標本をスキャンし
画像として取り込むことで
海外にいる細胞診検査をする専門医の元へデータがすぐに送られ
そこから最短で2時間程度で診断書が返ってくるというシステムになっています。
院内にあたかも専門医がいるみたいな感じに・・・というふれこみの通り
今までの外注検査の流れを一変させてくれるみたいです。
診断の結果が出るまでのスピードが早くなればなるほど
積極的な治療に入るまでのスピードは早くなりますし
結果的に、動物達がそれだけの恩恵を受けられることになります。
動物病院における診断精度の向上にもつながりますし
導入費用がもう少し安ければ
すぐにでも欲しいなあと思わせてくれる検査機器ではありますが
なかなか現状すぐには難しい感じですね。
今後、できる検査の内容も徐々にグレードアップしていくみたいですし
将来的には欲しい検査機器の一つでしょうか。
それでは、今日はこの辺で失礼いたします。