患者さんが育てる動物病院
昨日の夜は患者さんに教えてもらった腎臓病のセミナーを聴いていました。
今日、明日もそれ関連の話を聴く予定でいます。
すごく楽しい時間です。
患者さんに教えてもらってないで、自分で見つけろよって感じなんでしょうが
1人の人間が得られる情報には限りがあると思いますし
そこら辺は色んな人の力を借りる方がより強くなれるんじゃないかなと思います。
獣医師だって普通の1人の人間ですし
変に知ったかぶりをかますよりも
正直に、知らなかったです、ありがとうございます、って言う方が誠実かなと思っています。
そうやって患者さんの力を借りながら
獣医師としても成長していければ良いなって思っています。
モッチーがアメブロに書いていたみたいに
皆様が買ってくれたフードがCTの導入に繋がるのであれば
患者様が育ててくれた動物病院って感じで病院としても素敵ですし
結果的に、患者様にとってもメリットがあることだと思います。
あとは、単純に患者さんの数が増えてくるということも
動物病院として色々なことに挑戦させてくれる機会も増えることに繋がっています。
今日、緊急的に手術を実施した犬さんは
他院さんで数年前に手術をしようと全身麻酔をかけた際に
不整脈を生じた、とかいう理由で麻酔を中断し、手術を断念された経緯のある子でした。
そういった他の動物病院さんで
麻酔を断られたり、無理だと言われてしまったりした子の全身麻酔は
心理的にも少しハードルが高くなったりするもんですが
そういう機会が増えてくれるということ自体は
僕らの成長にもつながっているように感じます。
今日の子も無事に問題なく全身麻酔・手術を終え
今元気に院内を歩き回ってくれています。
経過が問題なければ、二、三日で退院する予定でおります。
そんな感じで
みなとまちアニマルクリニック自体が少しずつ成長していければいいなと思いますし
動物病院の成長のためには患者さんの力が必要不可欠だなとも思っています。
僕の目指す理想の動物医療まで到達するまでには
まだまだ道のりは遠いのも事実ではありますが
少しずつでも前進していきたいと考えています。
三年前よりも二年前、二年前よりも去年、去年よりも今年という感じで
着実に動物病院としてできることは増えてはおりますので
どうぞこれからもお付き合いいただけましたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
それでは、今日はこの辺で失礼いたします。