飼い主さんが気にしていること
今日の午前中
新しいホームページを作ってくださった業者の方に
操作方法であったり
効果的な投稿の仕方だったりとかを教えていただいておりました。
その中で
『こういうキーワードのタイトルの記事を書いたらいいですよ』みたいなのも頂きまして
今後そういうのもいくつか記事として書こうかなと思っているのですが
その中に
『子犬 去勢 費用』というものがありました。
なんでも、子犬さんを家族としてお家に迎えた人が
去勢手術っていつしたらいいの?とか
去勢手術のメリットとかデメリットって何?的なのを
疑問に感じて調べる人が多いみたいです。
こういうのについてはまた改めてきちんと投稿したいと思います。
で、やっぱり気になるものの一つに『費用』というものが入るみたいなんですよね。
まあ、当たり前ですかね。
初めてわんちゃんをお家に迎えて、去勢手術を考えます。
どのくらい費用がするんだろうか?ってなりますもんね。
で、google先生に質問をして
わんちゃんの去勢手術の価格相場はおよそ3万円前後ですって書いてあるような記事を読んで
犬さんの去勢手術は大体3万円ぐらいかあ、ってなって
実際にみなとまちに行って
犬さんの去勢手術っていくらぐらいかかりますか?って聞いてみたら
えっ?5万5千円もするの?高くない?ってなるんですよね。
じゃあ、他の病院でしよっかなあーみたいな。
そんな感じで当院を去るわけです。
こういう感じの方は前は年に何人かいらっしゃった気がするのですが
最近は全くそういう感じのやり取りがなくなっておりまして。。。
去勢手術の費用に関する質問をされる場面自体があまりなく
質問されたとして、価格を伝えても、逆にそれぐらいしかしないの?みたいな反応で
なんだか世の中変わってきたのかなあ、とか思うんですが。
実際に少し詳しくお話を伺ってみると
麻酔とか疼痛管理にこだわって手術をやってくれるって聞いたから
わざわざ去勢手術をするために、みなとまちに来ました的な方が結構いらっしゃって
そりゃあ値段なんてあんまり気にならないか、って納得がいくわけです。
確かに、良く検索されるキーワードには『費用』が入っているというのは事実なのでしょう。
ということは、わんちゃんを迎え入れたご家族の多数派は気にされているのかもしれません。
でも、少なからず費用以外の方を、より気にしている方の割合は増えているように思います。
動物病院に対する考え方も少しずつ変化があるのかもしれません。
フィラリア薬とかワクチン接種費用がいくら安かったって
きちんと病気の診断とか治療とかやってくれないのなら
結果的に無駄な治療薬にお金はかかることになるかもしれませんし
当然のように動物の命は縮みます。
何のために予防医療にお金をかけていたのかわからなくなります。
本当に動物のための動物病院に自分たちは通えていたのか?ってなるわけです。
それだったら
価格だけじゃなくて
動物病院を選ぶ基準を自分たちなりにきちんと吟味して
納得した上で病院を選んだ方が
結果的に納得のいくお金の使い方ができるんではなかろうかと思うわけです。
もうすぐ春になって
春の健康診断シーズンみたいな世の動物病院の風潮が始まる時期になりますが
果たして、毎年やっているその健康診断と銘打たれた血液検査に
どのくらいの意味づけをできているのでしょうか。
採血をして機械に血液を回して、検査結果を出すだけなら誰でも出きます。
その結果を受けてどのように解釈、判断をし説明をし、次の診察へとつなげるのか
そこが獣医師や動物病院としての技量の差であり
意味のある検査にできるのかどうかの差が現れるポイントでもあります。
『健康診断や血液検査をやってくれるかどうか』ではなくて
『どんな風に健康診断や血液検査をやってくれるか』を気にしてくれる患者さんが増えてくれたら
地域の動物医療の質も自然と上がらざるを得ないのかなあとか思うわけです。
が、しかし
『この動物病院は健康診断や血液検査についてどのようにお考えですか?』みたいな感じで
病院に乗り込んだりすると
厄介な面倒臭い飼い主さん扱いを受ける可能性も十分にあるので気をつけましょう。
理想は、先生の説明の仕方からどこら辺までこの人は考えているんだろう?と推察することかと思います。
こちらからの質問にも嫌な顔一つせず答えてくださるかどうかも大事な点ですよね。
先日、ここの動物病院の診察は3秒診察なのよ!みたいな話を聞きました。
まさか本当に3秒で診察が終わるはずはないとは思いますが
患者様側の体感的にはそんなもんなんだと思います。
言葉を話せない動物を診療対象とする動物病院において
患者様と獣医師との対話は結構重要な要素の一つです。
どれだけ忙しくたって
そこに時間を割けない・割かない動物病院は
なかなか厳しいものがあるように感じます。
自分たちもそうならないように気をつけないといけません。
すみません。
何が書きたいのかイマイチわからなくなってきたので、終わりにしようかと思います。
患者さんとの対話は大事だと思います。
はい。それでは今日はこの辺で。
先生のお話は本当にもっともだと思いました。私もみなとまちアニマルクリニックにはセカンドオピニオンで受診したのですが、前の病院はあまり話も聞いてくれなくて、先生の診断では「はい薬!はい注射!はい絶食!」のみでした。何度頼んでも健康診断もしてくれなくて、結局大切な我が子の病気を見逃されてしまい、あまりに体調が悪いので夜間救急病院に行ったらその場で悪性リンパ腫が見つかり、余命宣告されてしまって結局亡くなった経験があるので、もう一人の我が子(もうシニア)にはそんな思いはさせたくなかったので、みなとまちアニマルクリニックを受診して本当に先生が親身になって話を聞いてくれて、しっかりと健康診断もしてくれて説明も丁寧なので安心して診ていただいてます。いつもありがたいと思っています。少し遠いのが我が子にはストレスを与えてしまいますが、それよりも安心して我が子には長生きしてもらいたいです。これからも宜しくお願い致します。
すみません、長文で失礼いたしました。
>久田様
いつもありがとうございます。
久田様のように動物たちとご家族の声にきちんと耳を傾けてくれる姿勢や
動物の病気にきちんと立ち向かってくれる姿勢などが
ここ数年で動物病院に求めるものとして変わってきているのかな、と感じております。
こちらこそこれからもよろしくお願いいたします。