動物病院
下痢に対して抗菌薬を使用する?
今の時刻は19時31分です。
今日はこのあと20時から22時まで
消化器内科の著名な獣医師の先生お二人の対談イベントがあります。
テーマをいくつか前もって教えてもらっているのですが
その中に
『急性下痢の治療選択の順番(抗菌薬は絶対やらない?)』だったり
『慢性下痢に実際抗菌薬を絶対投与しないか?』というものがあります。
ちょっと楽しみじゃないですか?
数年前に抗菌薬使用のガイドラインが改定されて
基本的に犬猫さんの下痢症状に対して抗菌薬の使用が推奨される場面というのは
ほとんどなくなりました。
推奨される場面がなくなったはずではありますが
未だに多くの動物病院で処方され続けているという事実もあります。
そんなん本当かどうかわかんないじゃん?って思われるかもしれませんが
実際に『下痢が良くなりません』とセカンドオピニオンで来院されるケースの
ほとんど全ての症例に対して
過去に抗菌薬を処方されています。
確かに10年以上前は
結構ルーチンで急性下痢には抗菌薬!みたいになっていたわけですから
なかなかその慣習を変更して!と言ったところで変えるのは難しいのだと思います。
僕が思うに
急性の下痢の症状の犬猫さんに抗菌薬を処方してしまう先生は
ここ数年、獣医の内科学や消化器疾患について、勉強らしい勉強をしていないのだと思います。
それか日本人っぽい抗菌薬の呪縛みたいなものに囚われているのかもしれません。
いずれにしろ
そこらへんの実際を今日の対談で聞けたら良いなと思っています。
また、ここでもアウトプットしたいと思います。
それでは今日はこの辺で失礼いたします。