ジェネレーションギャップ
二、三週間に一度、日曜日の夜21時から
オンラインで勉強会を始めて今年で4年目とかになるのですが
今年からそこに新しい先生が加わりました。
なんとまだ一年目の先生で
臨床10年目ぐらいの獣医が集まる集団に参加してもらうことになって
萎縮してしまわないのかなあと心配していましたが
そんなことないみたいです。
一応、おっさん達が好き勝手話しているだけでは
その先生の勉強にもならないということで
色々とご意見を頂戴するわけなんですが
すごく勉強されていてすごいなあと感心させられます。
若い先生の一生懸命に頑張る様子というものには感化されるものがありますね。
自分たちも負けてられません。
その先生が、診察の中で
『肺エコーをやってみたんですが・・・』と普通におっしゃっておりました。
肺エコーって動物医療で普及してきたのは
ほんとここ10年以内の話で
当然僕らが大学生の頃なんてそんな話は聞いたことありませんでした。
肺にエコーなんて当てても何もわからないでしょ、的な感じだったと思います。
それが今では
呼吸困難を呈する犬猫さんの検査としては
最初に行われる検査の一つになっておりますし
呼吸状態が悪いんだから、レントゲンじゃなくてエコーでしょ、みたいな時代になっていて
それが去年大学を卒業した新卒の獣医さんですら
日常の診察で行う検査となっているわけです。
すごいですよね。
救急医療とか呼吸器・循環器とかに全く興味のない昔の獣医さんの中には
『肺エコー』という言葉すら知らない現役の臨床獣医師もいると思います。
そう考えると
動物医療もすごいスピード感で進歩しているんだなあって感じますし
自分らも置いてけぼりにならないように必死に喰らい付いていかないといけません。
少し前のネットニュースで
LINEのやりとりの中で、句点をつけて返事をすると
今の若い世代は相手が怒っているように感じるという記事を読みました。
『。』をLINEの中で使用する際には注意が必要なのかもしれません。
そういう若者文化について、肯定的な意見も否定的な意見もあるかと思いますが
新しい世代と関わり合いを持つこと自体は
とても刺激になりますし
自分のモチベーションにも繋がんだなあと思いました。
仕事に対する姿勢もそうですし
仕事の中で何に喜びを感じるのか?という仕事に対する価値観も
世代によって全然違うかったりするんですよね。
若い人の言うことは理解ができない、と一方的に拒絶するのではなく
色々な考え方に関心を抱きつつ
そういった考え方を面白いと感じる感覚を持ち続けたいなあって思います。
いや、でも、そういう風に考えようという時点で
もう自分自身は若くはないってことになってしまうんですかね。。。
まあ、若くはないか。そうですよね。
はい。すみません。
いつまでも若くありたいとは思っているんですけどね。難しいですね。。。
とりあえず、今日はこの辺で失礼します。