若い風
みなとまちアニマルクリニックができたのが2019年3月。
そこから4年と8ヶ月が経過しているわけですが
当院の後に静岡市内に完全に新しい動物病院として
いわゆる一次診療を行う動物病院としてできたのは一軒だけです。
(元々、静岡市内で働いていた獣医さんが別に始められたのとかは除きます。)
その一軒も最初の院長先生がいなくなり
次に雇われた方も辞められ、やや不安定な印象を受けます。
何より、静岡市で小動物臨床に従事する獣医師として働く人の数は
おそらく100から150人の間はいるものと推察されますが
自分たちよりも若い世代の先生方はおそらく10人もおりません。
自分たちのことを若いとは言えない年齢になってきたと考えてはおりますが
若い獣医師の先生方が地域に増えないことと
新しい動物病院が地域に増えないことは
今後の動物医療の衰退に繋がったりしないのかな、と危惧しております。
いや、お前が心配することじゃないでしょ、と言われれば
まあその通りではありますし
人口も減って、犬さんの飼育頭数も減っているから丁度良いでしょって指摘されたら
確かにそういうもんなのかもなあ、って思いもあります。
でも、本当に地域の動物医療のレベルを発展させたり
24時間365日、動物と一緒に暮らす人が安心できる地域にすることを考えるのなら
新しい若い風というものは常に吹き続けないといけないんじゃないかなと思うんですね。
一つの動物病院でできることなんてたかが知れているのかもしれませんが
自分たちでどうにかしたいって想いもあるので
とりあえず当院は積極的にスタッフを増やして
動物病院としての規模感を大きくしていきたいと考えています。
それに加えて
同じような感じの動物病院さんが新規参入とかしてくれないかなあ
って思うわけですが
結局、自分に今できることは何か?ってなった時に
日々、目の前の症例の治療に全身全霊をかけて取り組むことと
こうやってブログを通して発信し続けることぐらいなんかなって。
何か良い案があれば教えていただきたいです。
一緒に働きたい獣医さんもご気軽にお問い合わせください。
小動物臨床の獣医として働き続けたいと考えている方なら
後悔することはないと思います。
よろしくお願いいたします。
それでは今日はこの辺で。