正常細菌叢の重要性
昨日の夜に皮膚科の講習が終わって
そのままファイナルアンサー認定動物病院の申請を行ったことを
昨日のブログに書きましたが
今日の朝、早速どうぶつの皮膚科・耳科のインスタグラムの方にもアップしてくださいました。
なんなら昨日のブログのスクショまで載せていただいて
ブログの記事についても触れてくださったり・・・
物凄く動きが早いですよね。
さすがだなって感じです。
この会社様が運営されている動物病院が
藤沢市にあるサーカス動物病院さんなのですが
ここの代表の豊田さんのお話もいつも面白い話ばかりですし
以前から色々と参考にさせていただいておりました。
今回の皮膚科の講習の中でも
どんな想いでサプリメントを作ることに至ったのかの経緯も述べられておりました。
代表の豊田さんと皮膚科専門医の伊從先生の
日本の動物の皮膚科診療をどうにか変えたい、みたいな想いから出来上がったもののようです。
例として挙げられておりましたが
皮膚が痒いという主訴に対して
抗生物質を数ヶ月間ずっと飲まされているというわんちゃんには出会うことは今だに多いです。
そういう世の中をきっと変えたいんだと思います。
人間の方でも腸内細菌叢の重要性などが注目されて
それなりに時間が経っていると思いますが
腸内細菌を良くする、口腔内の細菌叢を良くする、皮膚の細菌叢を良くする
どれも動物にとって重要なことだと思います。
プレバイオティクスやプロバイオティクスという分野は
消化器疾患の方では随分前より色々と試されておりますが
動物の皮膚科診療における未来のスタンダードの中心には
間違いなくこれら分野が存在するのだそうです。
当院も抗生物質の適正使用に関しては意識して取り組んでいるつもりなので
皮膚科診療において抗菌薬を選択するシーンはかなり減りました。
正常な細菌叢を壊さないという観点からすれば
治療のコンセプトとしては結構近いものがあるのかもしれません。
新しい治療の選択肢を手に入れたら
色々試したくなるのはいつものことで
新しいことにもチャレンジしていきたいですね。
それでは、今日はこの辺で失礼致します。