答えがすでにある問いなんかに用などはない
以下、山口周氏の『ニュータイプの時代』より一部抜粋です↓
20世紀の半ばから後半にかけて
『問題解決』の能力が極めて高く評価されてきました。
この時期は、市場に多くの『不満、不便、不安』という問題を解消したいという
ニーズが存在していたので
それらのニーズを解消できる組織や個人は高く評価され
高い報酬を得ることができたわけです。
〜中略〜
ところが、私たちは人類史の中で初めて
『問題が希少で解決策が過剰』という時代に突入しつつあります。
このような時代にあっては
ただ単に『問題解決の能力が高い』というだけでは価値は生み出せません。
ビジネスは常に『問題の発見』と『問題の解決』が組み合わせされていることで成立します。
しかし、現在は『問題』そのものが希少になっているわけですから
ボトルネックは問題の『解決能力』ではなく『発見能力』に発生することになり
結果として問題解決者の価値が低減する一方で
問題発見者の価値が上昇することになります。
僕たちの動物病院が目指している病院像は
おそらく今の日本には存在しません。
(それは少々言い過ぎかもしれませんが、おそらくないんじゃないかと思います。)
だから、誰かが到達したところを目指すための道標となるのが
動物病院コンサルみたいな会社さんなんだとしたら
モッチーがそういうのを嫌う理由も
そういうことなんじゃないかと僕は考えています。
(本人に確認したわけではないので、違うかもしれません。)
上記の山口氏の記述の意図するところとはやや違うのかもしれませんが
誰かに問題解決方法を聞いたり
正解を教えてもらったりして
その結果、到達する動物病院像は
目標でもゴールでも何でもないわけです。
大事なのが問題発見能力なのであれば
何が問題なのか?は自分で探さないといけないわけで
その新たな問題を解決していくことで
動物病院を成長させていかないといけません。
これから先にもどんどん新しい問題が出てきて
それを一つずつ解決していく以上
目指すべき最終形態を明確に言語化することは困難なわけですが
僕個人の最終目標は
動物病院の定義を変えること、です。
ざっくりしているように聞こえるかもしれませんが
直接聞いていただければより具体例を提示して説明できる準備は常にしております。
もし、ご興味のある方は聞いてみてください。
おそらく『こいつ頭おかしいんやろうな』って感じると思いますが
それぐらいの目標でないと面白くも何ともないですからね。はい。
僕がこの病院で求められている立ち位置は
恥ずかしい理想とか理念みたいなことを平気で公言できるような
ちょっとイタイ人的なポジションだと思っているので
こういうことを書くのが仕事だと勝手に考えております。
が、モッチーは決して他人のいうことを馬鹿にする人ではないので
話を真面目に聞いてくれますし
実現のために何が必要か?を一緒に議論してくれます。
そんな望月敬太という人間を考察するブログをいつか書くのも面白いかもですね。
それでは、今日はこのへんで失礼いたします。
『正解』