3歳児健診と尿検査
先日、次男の3歳児健診がありました。
で、尿検査のための採尿をしないといけなかったはずが
まさかの忘れる事態。。。
とほほな3歳児健診だったわけです。
こういう時に
尿検査のために採尿してくださる犬さん・猫さんのご家族に対して
素直にすごいなあ、と感じます。
当院は、定期的に尿検査をされている患者様が多いので
毎日のように尿検査を実施する機会があるのですが
中には、結構なまとまった尿を毎回取ってきてくださる方もいらして
どうやって取ってるんやろうなあ、と感心させられます。
特に猫さんに関しては
結構採尿が難しいとおっしゃられる方も少なくありません。
そういう方のために
上手に取ってきてくださるご家庭の猫さんの採尿場面みたいなのを
動画に収めていただいて
それぞれのご家庭での採尿の仕方シリーズみたいなのをyoutubeとかにしても
多くの方の参考になりそうですよね。
落ち着いたらやってみたい企画の一つだったりします。
人間の小児の3歳の健診で採用されるぐらい
尿検査というのは大事な検査なんだと思います。
生体に侵襲性がほとんどない上に
得られる情報が意外と多いのが尿検査だと思います。
尿比重、尿蛋白の有無、尿pH、潜血反応、結晶の有無などなど
動物の見た目からではどうしても判断のできない検査項目がたくさんあります。
特に今みたいな寒い季節は
膀胱炎の発生が多い季節でもありますし
中高齢の犬さん・猫さんに関しては
尿比重の低下(尿が薄くなってくるイメージです)は慢性腎臓病の早期発見に繋がる場合もあります。
健康診断の項目として
血液検査を希望される患者様はかなり多い印象ではありますが
尿検査を希望される方の数はあまり多くはありません。
採尿の仕方さえコツを掴んでしまえば
健康診断としてもかなり有用な検査でありますし
今まで尿検査をしたことがないという方は
ぜひ一度健康診断項目に取り入れてみるのはいかがでしょうか。
尿検査をやってみたいよーという方は
ご気軽にお声がけいただければと思います。
それでは今日はこの辺で失礼いたします。