心エコー検査
今日はうちの三男の心エコー検査の日でありました。
うちの子どもは次男、三男ともに心室中隔欠損が見つかっておりまして
今日はその三男の再診の日でありました。
心エコーの結果、穴は塞がっていたみたいで
手術などの必要はなく、診察は今日で終わりみたいです。
次男の心室中隔欠損は大阪の病院に通っていた時にすでに見つけていただいていたので
静岡に引っ越してくる時にこども病院さんに紹介していただいて
引っ越してきてすぐにこども病院さんに連れて行ったのをすごく覚えています。
子どもさんの心エコーを当てる時って
病院にもよるかもしれないんですが、基本的に鎮静をかけるみたいなんですよね。
そらあ、じっとできないし、泣いちゃうしで
心エコーなんぞゆっくり当てられたもんじゃない時もあるので
当然といえば当然なのかもしれません。
猫さんの何倍も大きくて心拍数がゆっくりな心臓にエコーを当てるのに
鎮静が必要なんだなあと、当時は少し不思議に感じたわけですが
今思えばきちんと診断をつけるためには、鎮静をかけるメリットの方が大きいのだろうなと思います。
動物医療において、鎮静や麻酔というものは
どうしても負のイメージが強いので
検査をするためだけにわざわざ鎮静をかけて行う、というのに抵抗のある方も多いと思います。
ただ、人間の小児医療の分野ではこうやって日常的に行われている行為なんだよ、ということを知っていただければ
そのイメージが少し変わるのではないかなと思います。
人間の小児と同様に
動物もなぜ検査をされないといけないのか?理解してはくれません。
場合によっては、攻撃行動などに出て思いっきり抵抗しようとさえします。
そうすると、きちんとした再現性のある検査は難しくなりますし
動物と人間双方にとって危険を伴なうことになります。
以前にも何度かこのブログでも取り上げました
緊張のしやすい猫さんに、あらかじめ来院前に少し眠たくなるお薬を飲んでいただいてから
来院してもらう作戦はかなり有効です。
実際にそれで健康診断や精密検査を行っている子もいらっしゃいますし
定期的な毎回の来院時に飲んで来ていただいている猫さんもいらっしゃいます。
身体に負担になるようなお薬ではないので
その薬を服用することによって、きちんとした検査が実施でき
かつ、本人の緊張感や不安感も取り除くことができるのであれば
メリットしかないようにも感じます。
投薬をしなければいけない、というデメリットがあるのかもしれませんが
得られるメリットの方が格段に大きいと思いますので
もし、ご興味のある方は一度ご相談ください。
イメージとしては、車に乗ると毎回吐いてしまう子に
乗る一時間より前に酔い止めを飲んでおく、みたいな使い方になります。
心臓疾患などを抱えている子でも問題なく実施することができますので
ご気軽にご相談ください。
それでは、今日はこのへんで失礼いたします。