友愛数
『220』という数字の自身を除いた約数を並べると
1, 2, 4, 5, 10, 11, 20, 22, 44, 55, 110 となるのですが
これを全て足し合わせると、『284』という数字になります。
逆に『284』という数字の自身を除く約数を並べると
1, 2, 4, 71, 142 となり
これを全て足し合わせると『220』になるのです。
お互いの約数の合計がお互いの数字となるわけですね。
このような数字の組み合わせを友愛数と呼ぶのです。
友愛数を探す時みたいな作業を繰り返した時に
Aという数字の約数を足していくとBになり
Bという数字の約数を足していくとCになり・・・
最終的にAに戻るような数字の組み合わせを社交数と呼ぶそうです。
友愛数は2組の社交数ということですね。
友愛数の組み合わせは、今のところ発見されているものの全てが奇数同士か偶数同士らしくて
奇数と偶数の組み合わせの友愛数は存在するのか?というのは数学界の未解決問題になっているんですね。
あと、友愛数が無限にあるのかどうかも未解決問題の一つらしいです。
で?それが何?
って思わないですか?
これが何の役に立つのですか?って普通の人は聞いてしまうかもしれませんが
まさかの何の役にも立たないんですね。
ただただ数学界の洒落っ気のある発見なわけです。
すごくないですか??
あ、すごくないですか、そうですか。残念です。
この話題ほんと誰にもハマらないんです。めちゃ打率低いです。
何でなんですかね。
僕個人的には、こういう偉人たちのお遊びとでもいいますか
一つの分野に突出した人々が
やや本流とは離れたところで見つけるものっていうのは結構好きなんですね。
というよりも、普段からずっとその分野のことだけを一心不乱に考え続けているからこそ
そういった発見ができるんじゃないかな、とか思うわけです。
もしかしたら、今の世の中では意味のない発見だったとしても
何十年か何百年か先には実はすごい発見だったんだよ、みたいになるかもしれないですし
こういったお遊びが後々活きてくることもあるかもしれません。
何で今日この話をしたかって
別に本当に何の意味もないんですね。
話のオチを期待していた方は本当に申し訳ないんですけど、何もありません。
ただ、小動物臨床分野で働く獣医師という職業も
どこか職人気質な部分がありましてですね。
そういう一つの分野に集中できる人に対する憧れみたいなのがあるんです。
特に個人的には数学者とか物理学者とか
自分自身が到底敵わないような人々に対する漠然とした畏敬の念みたいなのがありまして
そういった想いからただただ書いただけかもしれません。
自分にもそういった突出した才能があったらなあ、とか
普段から一心不乱に獣医学に打ち込むことによって何か発見できないかなあ、とか思いますが
そんなこと考えているだけでは何も生まれないので
とりあえず僕は今できる勉強をしたいと思います。
見切れていないセミナーが山ほどあるわけで、こんなところで休憩してたらいけないんです。
というわけで、今日はこのへんで失礼いたします。
ほんとしょうもない内容ですみません。