モンブラン・ノーランド
今日は久しぶりに全然診察が終わりませんで
ややヘトヘトな感じなので
しょーもない話になります。すみません。
どうでもいいとは思いますが
僕は、漫画ワンピースに登場する探検家モンブラン・ノーランドが好きです。
約400年前、ノーランドらが遠方の地、ジャヤにたどり着いた時
そこでは「樹熱」と呼ばれる奇病が流行っていました。
そこに住む部族の人々は神として崇める大蛇に奇病の蔓延を抑えてもらうために
村の人を生贄として捧げる、良くわからない古くからの儀式を行っていました。
その病の治療方法を知っていたノーランドは、この儀式が如何に愚かな行為かを説くわけですね。
この病を治療できるという偉大なる医学の進歩のために
先人たちがどれほどの犠牲を払ってきたか
村の人々の古くからの習わしが彼らへの侮辱だ、という
このシーンが僕はとても好きなんです。
好きであると同時に色々と考えさせられるシーンなわけです。
医学というものの進歩を受け入れることなく
古くからのやり方に固執した治療を続けていくという行為は
僕にとっては、ジャヤの村人の儀式と同じように映ります。
動物医療もそれは同じなんじゃないかと思うんですね。
確かに古くからのやり方が良い場合もあるのかもしれません。
経験値というものは、医療の質を担保する一つの要素なのかもしれません。
ですが、5年・10年で確実に医療は進歩します。
その進歩に目を背けた治療をし続けるのは、それこそ先人たちに失礼な行為だと思います。
ブレないことは重要なことなのかもしれませんが
変化を嫌うのは間違っていると思います。
静岡市に大規模な動物病院を作り上げる
という当初の軸を曲げているつもりはありませんが
そこに向かっていく上で
より良い動物医療への変化を求められるのであれば、喜んで変容を遂げるつもりです。
多くの犠牲の上に成り立つであろう医学の進歩というものを
受け入れることのできる医療人でありたいと思います。
なんか上手くニュアンスが伝えられているのか、あまり自信がありませんが
とりあえず、いつまでもより良い方向へ進化し続ける動物病院を目指します。
それでは、今日はこのへんで失礼いたします。