医療というものを生業にしている以上
どうしようもできないこと、というものは実際に存在するのだとは思います。
ただ、医療を提供する側が『仕方がない』などと言ってはいけないと思います。
どうにか防ぐことができなかったのか?
どうやったら助けることがができたのか?
考え尽くさねばなりません。
確率がゼロではないと口では言うものの
10000回に1回あるかないような出来事が、自分の身に起こるとは考えないのが人間なのかもしれません。
ですが、そこでさえも起こる可能性を考慮して準備をして
それでも防ぎきれないことはあるのかもしれません。
それを準備不足とするのであれば、そうだったのかもしれません。
じゃあ実際どうすれば良かったのか、の答えは現時点ではわかりません。
そんな答えは存在しないのかもしれませんが
そこを考え尽くして、次に活かすのが僕たちの仕事なのだと思います。
ただ、今の今は考えることよりも申し訳ないという気持ちしかありません。
元気な姿でお返しすることができず本当に申し訳ございませんでした。
あまりに突然やってきたお別れに心の準備が出来ておらず私が取り乱してしまった事で先生を苦しめてしまったのではないかと責任を感じております。
どうか申し訳ないなどと決して思わないで下さい。
私達は先生に感謝の気持ちでいっぱいです。
いずれこの日はきたのだと今は自分に言い聞かせています。
先生を必要としているわんちゃんネコちゃんの為にお身体に気を付けて頑張って下さい。
ご活躍を心よりお祈りしております。
>チー様
お辛い時にコメントをいただきありがとうございます。
チロルさんの最後の診察を自分自身ができなかったことには悔しさがありますし
診察台の上で尻尾を振ってくれる姿をもう見ることができないのは、とても残念でなりません。
ですが、お母様にいただいたお手紙によって僕自身かなり救われています。
こちらこそ本当にありがとうございます。
チロルさんの分もこれからも頑張りたいと思います。
もし、何かまたご縁がありましたら全力でお力にならせてください。
お母様もどうぞご自愛くださいませ。