8月1日月曜日の診察時間です。認知症の治療・ケアpart2いきます。静岡市清水区の動物病院、みなとまちアニマルクリニックです。
こんばんは。大山です。
8月1日月曜日の診察時間です。
午前中は 9時30分 から 12時 まで
午後は 17時 から 20時 まで(受付は診察終了30分前まで)となります。
よろしくお願いいたします。
本日の午前中の診察は大変長くなってしまい申し訳ございませんでした。
単純に9時半になる前に10件以上待たれていたのと
急患さんが重なってしまった結果でした。
どうにかこの体制を改善せねばなりませんね。
急患さんに関しては、無事に人工呼吸器から離脱でき、夕方には帰宅することができました。
皆様のご協力のおかげだと思います。ありがとうございました。
今日は認知症の治療・ケアpart2です。
昨日は認知症に簡単に触れただけでしたので
今日は具体的な臨床症状を述べていきたいと思います。
認知症の臨床兆候には以下のようなものが挙げられます。
見当識障害 → 隅に挟まってしまい出てこれなくなる、場所がわからなくなってしまう など
相互反応変化 → 家族を知らない人と誤認して吠えてしまう など
睡眠あるいは行動の変化 → 昼間に寝て夜起きて夜鳴きをしてしまう など
トイレトレーニングを忘れる → トイレを忘れてしまう、別の場所でお漏らししてしまう など
活動の変化 → いつもの行動ルーチンがなくなってしまう など
不安 → 色々なものを怖がってしまう など
これらの行動的な変化というものは
最初は診察室の中で気づくことは非常に難しいものになります。
基本的には、ご自宅でご家族の方が動物の行動変化に気づいて
その内容を獣医師に報告するケースが多いものと思われます。
認知症の症状で、というよりは
どちらかというと問題行動として相談されるケースも多いかもしれません。
いずれにしろ、早期にご自宅で気づいてあげることが重要となります。
そのためにいくつかのチェックリストといいますか
質問票みたいなツールが存在します↓
こういったサイトのチェックリストをつけていただくのも一つだと思いますし
こういうツールでチェックしていただくのも一つの方法かと思います。
他にもいくつか認知症に関する質問票というものはあるのですが
いずれにしろ、同様の臨床兆候に
如何に早く気づくことができるかが、早期治療介入のポイントになるかと思われます。
気になる方はぜひ一度チェックをつけてみてください。
というわけで、今回は
認知症の兆候に気づくことができるかどうか、という点について書かせていただきました。
明日は、認知症の治療について少し書いていきたいと思います。
それでは、今日はこのへんで失礼いたします。