6月18日土曜日の診察時間です。動物看護師(愛玩動物看護師)を募集しております。静岡市清水区の動物病院、みなとまちアニマルクリニックです。
こんばんは。大山です。
6月18日 土曜日の診察時間です。
午前中 9時30分 から 12時 まで(受付は診察終了30分前まで)となります。
よろしくお願いいたします。
動物病院の運営を続けていくためには
動物看護師(愛玩動物看護師)さん達のお力が必要不可欠です。
動物看護師のスキルの高さ無くして、良い動物医療の提供はあり得ません。
ですが、現状の日本の動物病院業界における
動物看護師さん達を取り巻く労働環境というものは
決して良いものではありません。
現状、民間資格であったり
社会的な認知度も低かったりすることも原因となっているのかもしれませんが
そもそもが動物病院という業種自体の社会的地位の低さが一番大きな原因なんじゃないかと思います。
その業界への理解がない人にとって
『えっ?ラーメンが2000円もするの??』という発想と同様に
『わんちゃんの避妊手術に50000円もかかっちゃうの??』という考え方が当たり前のようになります。
本当にそんなに高過ぎるのでしょうか?
めちゃくちゃ冷静に手術の流れを考えてみます。
手術をする前に
身体検査・血液検査・胸部レントゲン検査を実施して
人間よりも遥かに小さい前足に静脈注射のための血管確保を実施します。
その後、人医療と同様に麻酔の導入へと移り
気管挿管を実施、人工呼吸器へと接続します。
そこから執刀医と助手が滅菌ガウンと滅菌グローブを身に纏い手術が始まります。
手術中は手術の進行状況に合わせた循環管理・疼痛管理などを同時並行で行いながら
麻酔による合併症、手術による疼痛反応などの有害事象が極力起こることのないよう管理します。
手術の終了後、スムーズな麻酔からの覚醒が行われるかを確認し
場合によっては、保温などを行いつつ術後の監視へと移行します。
これらを徹底することによって
質の高い犬さんの避妊手術は完成されることになります。
以上のようなことを実施するために
どれだけの人手と技術と知識と医療機器が費やされているかを考えてみていただいた時に
その価格が適正かどうかが決まるのだと思います。
でも、そんなこと言われても
具体的にどれくらいの技術なのかなんてわからないですよね?笑
だから、こんなにも高いの!?みたいな感じになるのだと思います。
そのため、医療費を高くすることがなかなか難しいものとなります。
病院に入るお金が多くならないと
当然の如く、そこで働く獣医師・動物看護師さん達の給与もなかなか上がらないものとなり
結果的に、重労働の割になかなか報われない仕事みたいな負のイメージへと繋がります。
そうすると優秀な人材はどんどんこの業界からいなくなってしまい
段々と業界全体が衰退していってしまいます。
話の方向性が当初書きたかったことからずれてきております。
ごめんなさい。
優秀な人材を確保して、医療の質を追求していくためには
やっていることへの費用の正当性を社会に理解してもらうしかないのかなとも思います。
その結果として
動物医療というものに理解を示してくださる患者様の数が増えることで
動物看護師(愛玩動物看護師)さん達が生涯にわたり
動物病院で働くことのできる環境を作っていくことができるんじゃないかなと僕は考えています。
当院はそんな感じの動物病院です。
動物医療のプロとして生涯を生きていきたいと考えている方にはおすすめの職場かもしれません。
麻酔とか循環器とかに興味のある方には尚のこと良いかもしれません。
医療というものにあまり関心がない方にはお勧めできない職場だと思います。
もし、ご興味がおありでしたら
いつでもご連絡ください。
病院メールアドレスやインスタからでも構いません。
お待ちしております。
それでは、今日はこのへんで失礼いたします。