5月31日火曜日の診察時間です。静岡市清水区の動物病院、みなとまちアニマルクリニックです。
こんばんは。大山です。
5月31日 火曜日の診察時間です。
午前中は 9時30分 から 12時 まで
午後は 17時 から 20時 まで(受付は診察終了30分前まで)となります。
よろしくお願いいたします。
今日、獣医師の人材紹介会社さんからメールが来ていました。
2年目の獣医さんが転職先の動物病院を探しているらしいのですが
今勤めておられる動物病院の労働環境が
平均退勤時間が22時〜23時になるのに残業代が出ない、というすごく過酷な労働環境で・・・と書かれてありました。
何か良くも悪くも労働者がちゃんと守られる世の中なんだなあと感じます。
この写真は僕が前の病院を辞めるときに
今までのタイムカードの中から記念に一枚だけ写真に収めたものになります。
当時は火曜日と祝日は休診日、日曜日の午後もお休みでした。
途中、担当の子が入院したりして帰宅が朝方になったり
休診日に間違えて打刻したりしてわけわからんくなっていますが
この写真を見返すたびに、あの頃は頑張っていたなあ
今の自分ももっと頑張らないとなあという気持ちにさせてくれます。
当時、僕が奈良で働いていた時は
別の動物病院に同じ年に就職した同期の先生が他に3人おりました。
年に何回かしか会う機会はなかったものの、会うたびにお互いに励まし合いながら
辛くても頑張っていたのを今でも覚えています。
話を聞く限りでは、僕が勤めていた動物病院の退勤時間が最も早くて大体23時〜0時ぐらいで週休1.5日。
他の皆んなは、週休2日ですが、その日のうちに帰れないことの方が多いような動物病院さんでした。
そのうち二人は今も同じ動物病院で働いております。
僕らより上の世代の先生方に至っては
おそらくもっと大変な代診時代を経験してらっしゃる方が多くて
週休0.5日とかの先生も何人かから聞いたことがあります。
上記の人材紹介されている獣医さんの話を聞くと、今はだいぶ環境が変わっているのだと思います。
労働環境が良くなるのはとても良いことだと思います。
仕事を続けていくためにも、ある程度守られないといけない部分はあると思いますし
身体を壊していては元も子もないですしね。
ただ守られ過ぎてしまうのも少し可哀想だなあと感じるときもあります。
獣医師という職業は専門職です。
動物医療というものに身を捧げている小動物臨床の獣医師という仕事は
専門職であるがゆえに、技術・知識・経験にはどうしても差が生じてしまいます。
その差が、患者様の命に直結するのがこの仕事だと思います。
努力した人が全員報われるというわけではないのでしょうが
獣医師として卓越した知識や技術を持ち合わせている方々で、努力をしていない人を僕は見たことがありません。
めちゃめちゃ効率の良い、天才的な頭脳の持ち主なのであれば
超短時間で様々な知識を吸収することができ、一流のスキルを習得することができるのかもしれませんが
獣医師に限らず天才と呼ばれるような人々の中で、努力をしていない人がどのくらいの割合いるのか。
ほぼ皆無なんじゃないかなと僕は思います。
新卒2年目の時に臨床歴20年以上の大先輩の先生から言われたのは
今は一例でも多くの症例を診察した方がいい、というお言葉でした。
違う先生からは
自分が休みの日にも自分の同期の獣医師は診察して経験を積んでいると思うと
休んでなんかいられなくない?というお言葉をいただきました。
今から考えると時代錯誤も甚だしいのかもしれませんが笑
当時はすごく心に響いたのを覚えています。
世の中が労働者を守ろうとする流れは納得できますし
きちんとした労働環境を整えるのも大切でしょう。
時代の考え方が変わるならそれに合った経験の積み方や学習方法を模索すれば良いのだと思います。
昔と比べて、オンラインセミナーや動画による学習教材、獣医師によるオンラインサロンもかなり充実しています。
時代に即した勉強方法にシフトしていかなければならないのでしょう。
僕個人としては
タイムカードの写真の頃の自分自身に負けないくらいの気持ちで
今の時代に即した学習方法をどんどん取り入れて自分のものにしていきたいと思います。
それでは、今日はこのへんで失礼いたします。