5月29日日曜日の診察時間です。医師とは何でしょう?静岡市清水区の動物病院、みなとまちアニマルクリニックです。
こんばんは。大山です。
5月29日 日曜日の診察時間です。
午前中は 9時30分 から 12時 まで
午後は 14時 から 18時 まで(受付は診察終了30分前まで)となります。
よろしくお願いいたします。
「医者を舐めてるんじゃない?
今の医療って、一カ月単位でどんどん進化していく日進月歩の現場なの。
一瞬でも気を抜けば、たちまち自分の医療は時代遅れになるわ。
それはつまり、患者にとって最善の医療を施せない、ということじゃないかしら。
そんな厳しい世界にいながら、亡くなる患者のそばにいることに自己満足を覚えて
貴重な時間と気力と体力を浪費していく医者なんて、私からしてみれば、信じられない偽善者よ。」
小説 神様のカルテ3に登場する小幡先生が
亡くなりそうな患者様を置いて、研究会に出席したことに対して批判された際に
主人公 栗原一止に放った言葉です。
栗原一止は彼女の医学に対する並々ならぬ情熱とその哲学、覚悟を思い知ることになるわけです。
最期まで患者様の側で寄り添おうとする医師と
救える患者様のために一分一秒を惜しんで、自身の医療スキルを上げようとする医師
どちらも患者様最優先の考え方
それぞれの医師としての哲学からくる行動なのだと思います。
いずれの考え方を貫き通すにしろ
生半可な精神力では医師など到底続けることができません。
ドラマ リーガルハイに出てくる
『医学を前に進めるために必要なことは
遺族と一緒に泣くことではない。
直ちに次の患者の治療にあたることだ。』
という赤目吉次元院長の言葉も同じようなことですね。
僕は小幡先生の言葉も赤目元院長の言葉もすごく好きでして
技術・知識を高めようとしない人は
僕の中では医師とは呼びません。
それは獣医師もまた然りです。
人間の医療同様、動物医療も日進月歩。
5年前、10年前の治療はすぐに時代遅れのものになってしまいます。
そういう世界に身を置くものとして
最善の治療を選択するために知識を高めようとしない姿勢は
僕にとっては罪深いものです。
24時間365日、医療のことが頭から離れることのないような
頭のネジが何本か抜けてしまっているような
そんな先生に僕は憧れます。
ですが、口ではそういうものの
自分自身もまだまだですし
小説に出てくる小幡先生みたいな獣医師にはなれていないように感じます。
神様のカルテという小説は
ただの小説だと言われるかもしれませんが
僕にとっては、医療とは何なのか?医師とは何なのか?を
考えさせてくれる作品であると同時に
自分自身を戒めてくれる存在でもあります。
『先生はいつ休んでるんですか?』
と患者様に心配されるぐらいがちょうど良いぐらいだと思います。
休んでいる場合ではありません。
というわけで
フィラリアシーズンが多少落ち着くであろう6月以降は
自分の中でのインプット強化月間開始です。
一度本気で入れられるだけセミナー入れてみたらどうなるのか、試してみたいと思います。
カレンダーを埋め尽くしてみたいですよね。
そんなわけで
今日は20時半から麻酔セミナーです。
それでは失礼いたします。