週休2.5日
当院は常々、人が足りていないので求人をかけているわけですけれども
愛玩動物看護師さんに関しても、獣医師さんに関しても週休2.5日という条件にしています。
僕自身、新卒で働き始めた動物病院の休日は
最初、月に6日からスタートし
なぜか3ヶ月後には月に4日もしくは5日になっていきました。
年内は12月30日まで出勤で、1月2日から出勤みたいな感じでありました。
結局一年でその動物病院をやめてしまう根性なしでしたが
次の勤務先は火曜日と日曜日の午後がお休みの週休1.5日。
ただ、自分の担当の子が入院していれば
朝から夜まで病院にいたので
職場に行くことを出勤とカウントするのであれば、53連勤みたいな時もありました。
それでも祝日がお休みだったのは嬉しかった記憶がありますが
院長が不在の時は、病院の留守電が転送されてくる病院の携帯を持っていないといけなくて
夜中2時ぐらいに診察に行かないといけなかったり
大晦日も正月も1人で診察みたいな時もありました。
今現在、みなとまちアニマルクリニックで働いておりますが
皆様ご存知、金曜日と土曜日の午後は休診となりますので
今も変わらず週休1.5日みたいな状況なんですけど
まあ、世の中の動物病院の院長先生は皆さん同じような感じですかね。
前の職場を先に辞めた先輩の獣医さんと辞めてからお話しする機会があった際に
週に2日休めるってめっちゃ良いよって言われてもあまりピンときませんでしたが
自分自身、大学卒業後に週休2日以上ということ自体を経験したことがないからなのだと思います。
たぶん楽なんだろうなと思いますし
これから歳を重ねるにつれて、どこかで体力的に厳しくなってくることもあるかもしれないので
身体を壊さないためにも休みを増やすべきなのかなあと思ったりもしますが
やっぱり獣医師って専門職なわけで
結局はどのくらいの数、診察しているかとか
どのくらいの数の症例に対して真剣に向き合ってきたかっていう
量が大事になってくる場面も少なくないんじゃないかなって思うんですよね。
特に20代の人達に対して、質を求めても仕方がない気もしますし
大学卒業して、3年以内や5年以内の獣医師にできることって
量を頑張ることなんじゃないかなとも思うわけです。
ただ、働き方改革なんかの現在の日本の労働に対する考え方のせいで
そういう量を頑張る的な感じの風潮は古臭い考え方とされがちですし
AIなんかを誰しもが使う時代で、タイパ・コスパが大事だとされるような世の中
量よりも質でしょ、ってなるのは仕方がないのかもしれません。
ただ、量をこなしたことがない獣医師に良質な医療が提供できるとはやっぱ思えないんですよね。
救命病棟24時の新シリーズでも同じようなことが語られていて
頑張って働いて技術を磨きたいけど、働かせてもらえないと感じてしまう若い先生達もいれば
仕事は仕事、プライベートはプライベートで
同じ給料もらえるなら働く時間は短い方が良いっしょと考える若い先生達もいる、みたいな。
医療もそうですし、動物医療もそうかもしれませんが
先人達の馬車馬のような働き方を礎として発展してきた分野において
働き方を改革してしまうと、なかなかクオリティを維持することが難しくなってきたりするのかなあ、と思ったり。
ドラマでもそうやって描かれるぐらいだから
やっぱりそういう日本の今の風潮に危機感を覚えている人は少なくないってことなんでしょうかね。。。
身体を壊すまで働くのが良いことだとは決して思いませんが
成長意欲が強い人の機会を奪うことになってしまうのであれば
何かしら改めた方が良いのかもしれないですね。