前提が違いすぎる話
今みたいなお盆の時期もそうですし
ゴールデンウィークやシルバーウィークもそうなんですが
多くの動物病院さんがお休みの期間
うちは大体診察しているのですが
そういう期間にあるあるなことが起こります。
昨日ぐらいからお休みの動物病院さんが多いのか
いわゆるセカンドオピニオン的な患者さんではなく
単純に、かかりつけが休みなので来ました系の初診さんが多いのですが
中には持病を元々持たれていたり、何かしらの治療中の方も少なくありません。
ただ、なぜかは不思議なんですが
多くの場合で、○○な時はこういう対応をするだろう、という予測が使えません。
一昨日も、もっちーが糖尿病の初診さんの診察に行っていましたが
糖尿病と診断されてからの対応に謎が多すぎて
診察室の中も検査をしながらも
みんなの頭の中は『?』でいっぱいでございました。
僕が診察させていただいた初診さんは
『心臓の薬』『咳の薬』『抗生剤』と説明された
謎の薬達を持参でいらっしゃいました。
形や色からわかるものは頑張って推測できますが
予想がつかないものは、正直どうしようもありません。
動物医療において
『心臓の薬』=○○みたいな薬は存在しませんし
咳止めだって、吐き気どめだって種類はたくさんあります。
薬剤名や商品名を伝えることが動物病院側にとってのデメリットになる部分もあると考えている先生方が多いのか
ただただめんどくさいだけなのか
理由はわかりませんが
こういうお休みの期間に他の動物病院を訪れることを想定するのであれば
薬の名前は伝えておくほうが良いかと思います。
過去に、薬の名前がわからない初診さんがいらした時に
どうしても種類と用量がわからなかったので
僕が直接、もともとの動物病院の先生にお電話したことがありました。
結果、すごくキレた口調で横柄な態度をとられ、電話をガチャ切りされました。
そんなことで怒られることもあるんだなあ、とまあまあ衝撃でしたが
そういう風潮だから薬名とかも教えたくないのかなとも思いました。
難しいですね。
人間誰しも間違いを指摘されることは嫌なことだとは思うんですけど
年齢が上がっていくにつれてその傾向は強くなるのかなあって思っています。
僕自身も10年前よりは今の方が
たぶん自分がやっていることにプライドを持って診療にあたっていると思いますし
経験を積めば積むほど、そこって強くなってしまうのかなあと思ったり。
だからといって、新しい医療を受け入れない姿勢は間違っていると思いますし
古いやり方に固執するのも間違っているように思います。
最終的には、動物が可哀想なことになってしまいますしね。
どうにかならんかなあ、と感じたお盆の診察でありました(まだ終わってないですけど)。
明日のセミナーもそうですが
患者さん向けにセミナーをやるのは
そういった動物病院側の事情も知って欲しいからかもしれません。
患者さんの知識が増えていけば、変な動物病院に気付きやすくなりますもんね。
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