動物医療過誤案件に関わる中で思うこと
今年の1月と4月頃にも書いていたかと思うんですけど
去年ぐらいから、オンライン相談の中で
動物医療過誤関連の相談を受けることが増えてきました。
個々の事例のこともありますし
詳細を書くことは難しいのですが
僕が相談をさせていただく中で感じたことについてでも
今日は少し書いていこうと思います。
ご相談を受ける中で
他の動物病院のカルテを実際に拝見させていただくことが増えました。
数にするとまあまあな数の診療記録を読んでいると思います。
動物病院さんも色々とありまして
獣医さんが3人も4人もいらっしゃる中規模以上の動物病院さんから
長年、獣医さんが1人でされているんだろうな、みたいなところまで
ほんといろいろです。
中身を拝見させていただいていると
正直、昭和の時代から提供している動物医療の中身が何一つ変わってないんだろうなって感じる
そういう動物病院さんも少なくありません。
そもそも、今の新卒の獣医さん達からしたら
僕らの世代でさえ、大学時代に習ったことが時代遅れな部分も少ないわけです。
にもかかわらず
僕らが生まれる前の医療であろう内容が今も平気で行われているという現状を目の当たりにすると
恐怖すら覚えます。
でも、たぶんこういった
長年おひとりでやってらっしゃる動物病院さんも
地域の一部の人からしたら、ありがたい存在になってたりもするわけで
その動物病院で行われている医療の中身が患者さんから見えないという状況が生み出した
どうしようもない日本の動物医療の現状なのかなって思っています。
特定の診療科に特化した動物病院とかなら理解はできますが
一次診療の動物病院に求められる総合診療において
全スタッフが2人とか3人とかの状態でできることには限りがあるんじゃないかって思いますし
そういう動物病院も、日本の法律上は動物病院を名乗ることができてしまうので
僕らみたいな一次診療の動物病院は皆一様に一括りにされてしまうわけです。
あっちの動物病院の方が、混合ワクチンの値段が◯◯円安かった、とか
あそこの動物病院の健康診断キャンペーンの値段は全部で20000円を切るんだって、とかの話をされて
そういう獣医1人系昔ながらの動物病院と比較されること自体
僕自身は強い違和感を抱いておりますが
そこも患者さんが外から見ただけだと全然わかんないですもんね。
まあ、うちの動物病院だって
CT・MRIが完備されていて、スタッフ総勢50人とかいて
24時間いつでも救急・看護体制が充実してまっせ、みたいな動物病院と比較すれば
弱小動物病院の括りに入ってしまうのでしょうが
現代の医療とはかなりかけ離れた行為が日常的に平気に行われており
その結果、感謝すらされてしまっているという
このおかしな状況はなんとかした方がいいんじゃないかなって、個人的には思っています。
まあ、僕が動物医療過誤の被害に遭われた方々のお話を拝聴すること自体が
その『なんとかすること』に繋がるかどうかはわかりませんが
何もしないよりは何か行動することで
少しでも変化が起こせたら良いなとか、勝手に考えています。
もし、ここを読んでいただいている方の中で
賛同いただける方、ご協力いただける方などいらっしゃいましたら
お気軽に連絡下さい。
それでは、今日はこのへんで失礼いたします。