ちょっとした奇跡
今、動物看護師さんのインターン生が実習に来てくださっていますが
彼・彼女たち19歳とか20歳とかの若者でございまして
今年38になる自分にとっては
はるか昔のお話になってしまう
ほぼ20年前ぐらいの話になるのですが
今日はそんな昔話でも。
高校三年生、現役の時に挑戦した大学受験の結果は
麻布、日大、日獣、大阪府大、北大
5校全て落ちました。
今でこそ笑い話かもしれませんが
当時は笑えるはずもなく
自分は獣医になれないんだなあと絶望を感じたもんです。
そんなわけで浪人生活が始まるわけですけれども
当初私立専願にしよっかなあ、とか思ってたり
それだったら別にいつ受けても受かるっしょとか思っていたので(*落ちてるんですけど)
予備校なんて行く必要ないわあ、って感じで自宅で勉強する
いわゆる宅浪生活が始まりました。
予備校に通っていれば
ある程度時間的な制約が出てくるので規則正しい勉強時間になるわけですが
宅浪なので、勉強するもしないも自分の自由です。
そんな環境下でやってたもんだから
どうしても気持ち的にダレるだろう、という想いもあったのと
同じ様に獣医師を目指す人と繋がれたら良いなあという気持ちもあり
ブログをやってみることにしました。
当時は今でいうSNSみたいなのはmixiぐらいしかなかったように思うので
そうなったんだと思います。
当時は時間だけは結構あったので
7月から始まって今みたいにほぼ毎日書いておりました。
思い返せば、今こうやって文章を書くことに抵抗が全くないのも
その時にやっていたことが地味に役に立っているのかもしれません。
そうやってブログをやっていると
同じ様に獣医学科を目指す受験生の人たちだったり
獣医学生さんだったり、現役の獣医さんだったり
獣医を目指すお子さんの親御さんだったり
色んな人と繋がることができました。
合格発表の時なんかは皆んながコメントで喜んでくれましたし
アクセス数も結構な数になりました。
しょうもないブログでも続けていれば
特殊なコミュニティ・空間を作り上げることができるんだなと思った記憶があります。
あ、ここまで前置きなんですけど
(長かったですね。すみません。)
そのブログにちょくちょくコメントをくださっていた人の中に
当時獣医学生4年生の方がいらっしゃいました。
その人もブログをされていて
その言葉の使い方や表現方法から
物凄く優秀な学生さんなんだろうなあと想像していたり
確か英語もドイツ語も話せるし
研究室も内科系の研究室だし
当時何もわからない獣医学科を目指す浪人生の僕からは雲の上みたいな存在でした。
そんなスーパー獣医学生さんが
なぜか僕のブログにちょくちょく応援しに来てくださっていたんですね。
当時は、現役時代に全敗していることもあって
次落ちたら獣医になるのを諦めないといけないのかなあ、みたいな
結構絶望的な精神状態ではありましたので
その時の応援はすごく心に沁みました。
今こうやって獣医師として働くことができているのも
当時応援してくださった方々のおかげかもしれません。
なので、もし直接お礼が言えるなら言いたいなあという気持ちもあるわけなんですが
名前も顔も知らない
ただブログでコメントをいただいていた獣医学生さんなので
そういう機会はないかなあと思っておりました。
そんな中、threadsの中でよくコメントをしてくださる獣医さんの中の1人が
あれ?よくよく考えたらこの先生
当時ブログにコメントしてくれていた学生さんとの共通点が多いなあってことに
昨日気づきました。
ほんとたまたま偶然同じような経歴の持ち主なのかもしれませんし
他人の空似的なやつなのかもしれません。
でも、もし本当に同一人物なら
当時の学生さんの頃から志の高い人で
現在もその軸はブレずにすごく熱心に臨床獣医師として日々の診療に携わっておられるのだな
と、なんだか嬉しくなりました。
20年前の印象から変わらず、尊敬すべき人物像だなって思います。
僕も
絶対に獣医になりたいって思いながら生きていた当時の心境を思い出しつつ
頑張ろうって思いました。
もし本当にその先生なんだったら、きちんとお礼を言いたいと思います。
今日はそんなお話でした。
おしまい。