動物病院探しに迷っているご家族の皆様へ
偉そうなタイトルですが
別に、静岡市の人に、うちの動物病院に来てください、というような
そういう意味の話ではありません。
どちらかというと県外の方・遠方の方向けに書いている感じです。
オンラインで症例の相談をさせていただくという活動を始めて
もうすぐ2年ぐらいが経過します。
初めは無料でgmailを使ってやっておりましたが
色々とあって
今年に入ってからはご費用をいただく形で、みるペットという媒体を使用して
オンライン相談を行なっております。
一番多いのは、慢性腎臓病についてのご相談でしょうか。
その次にはクッシング症候群、といった具合です。
以前に47都道府県を制覇したい、みたいなことを書いておりましたが
まだそこは全然で
茨城、栃木、埼玉、東京、神奈川、山梨、奈良、大阪、滋賀、福岡、熊本、沖縄、、、
僕が覚えている限りだとそんな感じなので、まだ1/4ぐらいですかね。
それでも、ちょっとずつ相談していただける人数は増えている気がします。
そんな感じで
疾患だったり検査内容だったり色々とご相談させていただく中で
どういう方向性で病気に対して向き合って
ここからどのような形で進んでいけばいいか
ということに関しては、ご納得いただけることが多いんです。
ただ、実際にその後、どこの動物病院でそれをやってもらえるんだろう?という壁にぶち当たります。
具体例を挙げると
慢性腎臓病と言われ、腎臓病療法食を食べるように指示がありました、というお話に対して
FGF23という血液検査項目があることをお伝えさせていただきます。
その検査結果から考えてリン制限をかけるべきなのか否かを判断できます、となるわけなんですが
じゃあ、そのFGF23ってどこの動物病院で検査してもらえますか?ってなった時に
うーん、、、わかりません、となってしまいます。
実際、FGF23なんて測定する意味ないですよ、って言われちゃった患者様の話を聞いたのも
一人や二人じゃないですし
猫さんの場合は、FGF23の測定自体がIRISのガイドラインにも入ってきているわけですが
測定してない動物病院さんの方が多いのが現状ではないかと思われます。
何度も書いてますが
患者様から見て、動物病院の中で何を実際にやっているのか
ここの動物病院がどういう考えで診療を行なっているのかって
普通はわからないと思うんですけど
それは僕ら獣医師から見てもおんなじで。
どこの動物病院だったらきちんと慢性腎臓病について考えてくれて
患者様の提案にも寄り添ってくれるんだろう?っていうのは
僕たち動物医療関係者から見ても判断つかないんですね。
でも、それってどうにかしたいじゃないですか。
自分の子どもみたいに、もしくは子ども以上の存在だと考えている
おうちの犬猫さんに対して
できる限りのことはしてあげたい、って考えている患者様がいて
一方で、患者様に可能な限り寄り添ってあげて
できる限りの動物医療を提供したい、と考えている熱い獣医さんがいて
その双方が巡り会えれば良いだけだと思うんですけど
それがなかなか上手くいっていない現実があるのかなと
オンライン相談を受けていて感じたわけなんです。
僕が相談に乗らせていただいた方々が
たまたまそういう境遇にあるだけかもしれないですし
世の中の多くの人は、ご自身の納得のいく動物病院さんに巡り会えているのかもしれません。
別に僕の杞憂であれば、それはそれで良いんですけど
もし困ってい人・悩んでいる人が実際に存在するなら
何とかできないかなと思いました。
なので、今日これを書いています。
ここを読んでくださっている方で
どこの動物病院に我が子を連れて行くのが良いかわからないんです、って方が
もしいらっしゃれば
この記事にコメントを頂けないでしょうか。
どこら辺の地域にお住まいで
こういう症状で悩んでます・悩んでました的な
そういう感じで書いてくださると大変ありがたいのです。
この記事にコメントが全然入らなかったら
このブログの認知度がまだまだ低いのか
動物病院探しにお悩みの方は実際はそんなにいらっしゃらないのか
こんなことをわざわざ書いちゃってる僕は恥ずかしいだけなんですけど
それならそれで良いとして。
もしよろしければ
今そういう悩みを抱えている方がどのくらいいらっしゃるのか
そこを皆んなで共有させてもらえないでしょうか。
生の声が欲しいのです。。。
よろしくお願いいたします。
明日は
獣医師の皆様に向けたメッセージを書こうと思います。
これだけ、みんな動物病院探しに困っている状態で
どうにかお力を貸していただけませんでしょうか、的な
そんな内容です。
もしよかったら、お付き合いくださいませ。
獣医さん選び、それはそれは困っていました…。腎不全で愛猫を亡くした今、良い獣医さんを見つけなければ、次のにゃんこは飼えないな…、とまで思っています。沖縄です。
以前オンラインでお世話になりました。その節はありがとうございました。
かかりつけの先生は腎臓認定医ですが,この2年間1-2か月ごとに
血液検査(FGF23含む),超音波,尿検査していますが,そのたび
「まあ安定していますね」で終わり。数値の変化もこちらが指摘するまで
なんのコメントもありません。全身を見てくれていない気がします。
そしてこの度,初めて伺った病院で,全身のリンパ節の腫れという
重大な所見を指摘されました。
「いったいなぜ今まで,あの先生は気づかなかったんだろう」
「なぜきちんと見てくれてなかったのだろう」
「1か月,2か月ごとに会う患犬に対して,なんの感情も責任も感じないのだろうか」と
悲しい気持ちでいっぱいです。
今まで先代犬の時も含めて,多くの獣医さんにお会いしてきました。
この先生だけでなく,ほとんどの先生方は忙しく,検査をやって,診た気になって
それで終わりですね。経営を考えれば、仕方のないことでしょうか。
大山先生が近くにいらっしゃったらなあ,と何度思ったことかわかりません。
東京在住のものです。
近所にたくさん病院があるのですが、我が子が11歳になった今も安心して通えるところに出会えずにおります。
信頼できる先生との出会いを切望している状況です。後悔したくないと思う故の願いです。
今通っているところは規模が大きく次々と担当の先生が変わります。24時間の救急病院なので、シニア期に何かあっても安心かと考えて通うようになりました。
健康診断に行くと、聴診器をさっと当てて、「変わったことはありませんか」と聞いて終わり。こちらが聞きたいことなのですが…と思いつつ、目のこと、歯のことと順番に聞いていますが、これからの見通しや生活上気をつけられることなどお教えいただけたらと思いつつ漠然とした不安を抱えていました。
今年のGW中、健診用に採血をしたにもかかわらず、その血液を採っていなかったか、破棄してしまったであろう事案がありました。
検査結果が届いていないか尋ねると、「GW時期だから時間がかかる」とのこと。さらに待っても連絡がなく、担当の先生が「さすがにもう来ているはず」と調べに行った後の説明は、「フィラリア検査にたくさん使ったので、血液が足りなくなってしまった。お代はいただいているからもう一度とらせて欲しい」と。
さらに、歯科専門医院に歯石除去の診察に行くと「心雑音がする、すぐに診てもらったほうが良い」とのこと。かかりつけ医の健診の「1週間後」だったため、にわかに信じがたかったのですが、エコー検査の結果、「これは診断せざるを得ないですね」と。僧帽弁閉鎖不全症b1でした。
歯科医院に行かなければ進行性の疾患を見過ごしてしまっていたと思うと怖いです。その後、担当の先生は以前よりも丁寧に根拠を明らかにして話をしてくれるようになりましたが、また担当が変わってしまうと思うと不安が募ります。
そんな中、新しく近所に開業された医院の先生を信頼して、遠方からいらしている方とたまたま話すことがありました。新しい病院に行ってみようかと思案中です。
大山先生のように親身になってくださる先生と遠方であってもオンラインで繋がれると思うと、大変ありがたく救われたような気持ちになります。
先生にいつでも相談できるよう、エコー動画を録画しています^_^
長文にて失礼致しました。
はじめまして。
最近、我が子が亡くなってしまってからこちらのブログに出会いました。
うちの子は手術した後に、お見舞いに行く度に元気がなく心配して聞いても、手術後はこんなものと言われていましたが、数日間入院中に術後合併症で亡くなってしまいました。
あの病院を選ばなければ、うちの子はまだまだ元気に生きていたんだと思うと、毎日自分を責め後悔しかありません。企業病院です。
こちらのブログを毎日読ませていただいております。
こんなに素晴らしい獣医さんもいらっしゃるのに我が子は出会えませんでした。茨城
東京在住です。
都心におりますが,なかなか腎臓病を丁寧に診てもらえる先生には出会えません。車移動や電車移動は犬のストレスになるので高齢犬にはあまり望ましくないのではと思い,近隣の中でまだ良い(まし)と思えるところに通っています。
ステージ2とのことですが,週3回の皮下点滴を続けており,いったんやめてみようかとも考えているところです。本日初めてこちらのブログを拝見し,一度セカンドオピニオン相談をしてみたいと思っています。