新しい子
去年、病院が移転して1ヶ月ぐらいが経った頃に
腎臓病を抱えた14歳のわんちゃんがお一人
当院を初めて来院されました。
色々と検査をさせていただいて
治療内容も色々と模索し、相談させていただきましたが
結果的には
初めて出会ってから2週間ぐらいで亡くなってしまいました。
せっかく相談に来てくださったのに
全然、力になることができなかったという悔しさで一杯だったのと
どうしたらもっと長く時間を延ばせたんだろう、と
今でも悩み続けている症例です。
最期は、緊急的な処置を精一杯やるも
治療反応が全然なく、どうしようもない状態でした。
お母様と相談し、最後の時間をお家で過ごすこととなりました。
そこから色々と腎臓病の治療について
他の選択肢がないかというのを今でも模索し続けている感じです。
そんな中
本日、そのお母様が生後2ヶ月の新しくお家に来た子を連れて
当院まで来てくださいました。
前の子と同じ犬種さんだということもあってか
大きさはもちろんまだ小さいのですが
すごく前の子に似ている子で
なんだかとても懐かしい感じがしましたし
言葉では言い表せないような気持ちにさせてくださいました。
まあ、単純にすごく嬉しかったわけです。
この仕事、辛いことも多いですし
最近はそれが重なっていたようにも思いますが
こういう瞬間は
この仕事やってて良かったなと思える瞬間な気がします。
人の感情を揺さぶるような
感動を与えられる仕事をしたいって常日頃思っておりますが
どっちかというと
動物やご家族様に感動させられていることの方が遥かに多いように思います。
だからこそ、また明日からも頑張ろうって思えるわけですけれども
色々なものを受け取ってばかりで申し訳なくなるので
自分ももうちょっと何かを与えることのできる人間になりたいもんです。
はい。
ちょっと何が言いたいかわからない文章ですが
今日は少し嬉しいことがありましたよ、ということが伝わればそれで大丈夫です。
すみません。
それでは、今日はこの辺で失礼いたします。
たくさんいただいていますよ!!
そしてそう思っていらっしゃる方はたーくんさんいらっしゃると思います。
生き死に携わる難しいお仕事をされる獣医師の先生が先生のように動物を大好きで居て一人ひとり1匹いっぴきを大切に診てくださること、感謝この上ないです!いつもありがとうございます。
>ララ様
コメントありがとうございます。
本日の検査もありがとうございました!
そうやっておっしゃっていただけると、とても嬉しいです。
これからも一家族でも多くのお役に立てるように頑張りたいと思います。