血液検査にかかる費用
検査会社様からの通達のお手紙。
院内検査関連の製品の価格がほとんど全てが一定の割合で上がるそうです。
これはあくまで院内で用いる血液検査機器関連の
試薬や資材などのお話で
それとは別に外注検査の価格も多くの項目で価格改定のお知らせがあります
というお手紙も同封されておりました。
確かにコストが増えれば販売価格は上げざるを得ないわけでして
仕方がないとは思うのですが
動物病院の場合
消費者に相当する患者さんに対してメーカーからは基本的には説明はないわけで
僕たちはそういった検査資材の値上げを受け入れるしかなく
結果的に上がるであろう検査費用に対するご理解を患者様から得ないといけません。
昨日は、20時半から前に言っていた腎臓病と麻酔集中治療のセミナー第一回がありました。
(なので朝更新しているんです。すみません。)
内容は少しマニアックな気もしますし
そこまで気にして管理している獣医師が果たしてどのくらいの割合でいるのかなあ、とも思いますが
逆に、そこまでこだわりたい獣医師が集まるセミナーというのは聴きごたえがあり面白かったです。
同じ血液検査をするにしても
そこまで深読みしてあげることが、『ちゃんと検査をする』って事になるんじゃないかと思いますし
血液検査にかかる原価が上がるから、血液検査費用を値上げします、という流れだけでは
やっぱり納得いただけない患者様もいらっしゃると思いますので
同じ血液検査項目を診るにしても
とことん深読みをして解釈するという付加価値が加わった方が
価格にも納得いただけるのではないか、と考えています。
どうでしょう?
そんなことなかったらすみません。
そんなわけで
今後もより進むであろう値上げの流れに対して
それを上回るような納得感・満足度を得てもらえるような
そういう動物病院でありたいなあ、と思いますし
そのために頑張ろうと思います。
それでは。今日の朝は一旦おしまいで。
夜にも更新するかもです。しなかったらすみません。
動物病院によって値段が違う理由のタイトルのブログにコメントした者です。
各動物病院で原材料等の値上がりは2022年あたりから〜2023年にもあったと聞いてます。
ちなみにそれをちゃんと理解した上で動物病院によって値段が違う理由のブログにコメントさせて頂いてます。
遠方ですが同級生のいとことその配偶者が静岡市ではありませんが獣医師してます。
今はほぼ引退状態ですがいとこのお父さんも獣医師です。いとこの母は、動物看護師をしてました。事実です。
お金の事は全く動物病院の内情を知らない人よりは聞いている方だと思います。
嘘をついていると誤解されるのは本望ではありませんのでカミングアウトします。
親戚が獣医師さんというのを踏まえてコメントさせて頂きます。
書いている事が?と思われる方は動物病院によって値段が違う理由のブログのコメントを長いですがお読み頂ければと思います。消されてなければ内容は伝わるかと思います。
裏ブログに書かれていた、
診察件数 ✖︎ 1件あたりの単価 = 売上
売上 − 経費 = 利益
利益 ÷ 売上 = 利益率
オレンジが固定されるので(診察件数は違うかもしれないけど上記の理由で変動に限界がある)
「ここで仰られているオレンジが固定されるのではは経費と利益率の事を仰られているかと思いますがこれは、その時の患者の病気や怪我、その子の状態によって必要なものや期間が変わってくるので固定されるというのは意味がちょっと良くわからないと言われましたりあと手術もどの手術をやるかによっても変わってくるし、その月の手術件数によっても変わってくるとの事でした。」
ある程度は暴論ですが
診察件数 ✖︎ 1件あたりの単価 = 売上
売上 − 経費 = 利益
利益 ÷ 売上 = 利益率
水色も大体同じになるのわかります?
(1部省略)
みんな同じになるように調整してますよ。
「1件の単価は病院によって違い、値段を統一しなければならない決まりはないので売上、患者さんの支出はほぼ一緒って事はないと思う。あと先ほどあげた理由もあるし、実際患者さんから、逆に予算をオーバーするかと思っていたから本当に助かったと言われた事は何度かあるとの事」
そしてどの商売でもある程度は「支払える金額」ってのはあると思うんです。
それを逸脱したら、患者さんに来てもらえなくなるのでどの病院も馬鹿じゃないのでそんなふっかけるような真似はしないんです。高すぎて困るのは、患者さんじゃなくて食えなくて困るこっち側なんです。
めちゃくちゃ単純な図式じゃないですか?
まあとにかく、大体どの病院も結局は支払ってる額同じだと思いますよ。
「獣医師さんなら他の病院など行かずとも自分でほとんどの病気を診て治療できると思いますので患者ほど他の病院へあちこちに行ってみた経験はないんじゃないんですか?それともされてますか?実際されていてのご意見でしょうか?ちなみに診療明細兼領収書が手元にちゃんとある状態で私も言ってますし(でなきゃコメントしない)他にも同じ経験をした子があるので言ってます。嘘でたらめを言っている訳ではないです。規模がほぼ同じ病院だとしても付加価値の話は別にして設備投資にお金がかかった、人を他の所より多く雇っているから人件費が他より多くかかっている、患者が少なくて経営が苦しい、苦しいが故に患者の足元を見てしまっている人が1部いるなど、いづれかの理由に当てはまる場合は今すぐにまとまったお金が欲しくて値段を高くする病院はあるのではないでしょうか?そういう噂がたつ病院は恐らくそうなんじゃないかと聞いた事あります。他にも別の例を聞いた事がありますがあえてここでは割愛します。」
付加価値の言い分について批判はしてません。
そこは病院側と患者さん側で納得されていればよろしいのではないでしょうか?
お金の面の話をこちらでもアメブロでもされてますね。
全部の記事は読んでません。コメントさせて頂いた件については全く理解できませんでしたが私、両親共に愚痴?心配事などを良く聞かされていましたので理解できる事もあります。あーこれ言っとったわと読んでて思う事もありました。
ごめんなさい。
動物病院によって値段が違う理由のブログタイトルにもコメントさせてもらった理由を書きましたがそれと同じでコメントせずにはいられませんでした。
すみません。失礼致します。
>病気が多い猫の飼い主様
コメントありがとうございます。
長文でご意見いただいたにも関わらず、誠に申し訳ございませんが
望月のブログに対してのご意見などであれば、そちらに書いていただく方が読者の方もわかりやすいかと思います。
こちらを読んでいただいている方全員が裏ブログの方を読んでいるわけではないので
何の話をされているのか全く分からない方もいらっしゃると思いますので、その点ご配慮いただけますと幸いです。
あと、ブログからの引用の部分なのか、ご自身の意見なのかが、わかりづらい文章になっているように見受けられるので
その点も考慮いただけますと嬉しく思います。
その上で、書かせていただきますが
おそらく望月がアメブロの中で言わんとしていることの真意をご理解されていないように思われます。
市場原理や動物病院業界全体のお話に対して、個々の事例を引き合いに出したとしても、論点はズレるように僕は思います。
また、僕ら2人とも獣医師ですし、複数の動物病院勤務歴があり、同級生も先輩も後輩もほとんど獣医師です。
こうやって静岡市内で動物病院を日々やっている中でも10以上の病院様の診療明細書を見たことはあります。
動物病院の診療内容に対する値段の情報はおそらく患者様よりもかなり多く持っているのではないかと思われます。
そういった経験や情報を元に書いている内容ではありますので、その点ご理解いたけますと幸いです。