腎臓病についてのセカンドオピニオン
インスタグラムに認定医のことをアップしたことが
どれほど影響しているのかは正直わかりませんが
ここ数日は、毎日のように腎臓病についてのご相談をいただいているように感じます。
今回の腎臓病の認定医なんてそれほど意味はないのでしょうが
この動物病院が何に力を入れて取り組んでいるのか?ということについての
わかりやすさ、という点においては良かったのかもしれません。
それに、相談件数が増えれば増えるほど
病院として腎臓病の子を診察する経験値は蓄積されていきますし
それによって経験値による診療スキルのアップデートも見込めるんじゃないかと思います。
ただ、相談を受けていて感じることが多いのですが
IRISという国際的な団体が、慢性腎臓病のステージ毎の治療指針的なものをいくら出したところで
静岡市内の動物病院で行われている不適切な医療行為というものは減りません。
尿検査も血圧測定もやったことないのに
腎臓病に対する薬をずっと飲み続けています、とおっしゃる患者様の数はとても多く
真面目に何でなんだろう?と頭を抱えたところで、答えは見えてきません。
おそらく診断基準とか投薬基準とか
そんなもん全部すっ飛ばして
血液検査で腎臓の数値が基準値を超えているから
皮下点滴も薬も療法食も全部出しちゃえーっていう、そんな感じなんだろうなって思います。
モッチーがブログに書いていたように(https://ameblo.jp/minatomati9582/entry-12851211118.html)
より良い動物医療を提供しようと思うのであれば
もっと良い動物医療を受けたい、という患者様側の欲求の基準を上げないといけません。
医療行為ってなんぼでも誤魔化しがきく分野だと僕は思うので
患者さんが求める医療の基準を上昇させない限りは
間違った動物病院は一向に淘汰されていかないんだろうなって思います。
なんとかならないもんでしょうかね。
今日はこの辺で失礼いたします。
大山先生、望月先生の裏ブログ毎日拝見しております!ありがとうございます。
愛犬は元気です!お忙しいかとメールを控えておりました。今回の血液検査ではリン吸着剤の効果でクレアチニンとリンの数値は下がりましたが、BUNは横ばいでした。
皮下点滴を毎週している時より、元気もありよく食べているからかなぁと…
食べなくても良くないし食べすぎても良くない、難しいですね(・・;)
うちの子も数年前の最初の病院では尿検査もなく、やや数値が高いとの事で投薬スタートを提案されました…
昨年から、地域 動物病院 腎臓病で沢山の動物病院を検索しましたが、病院探しをするうえで、
『この動物病院が何に力を入れて取り組んでいるのか』は、かなり重要ですね!
自己紹介だけで症例などのアップがない場合は、とばしちゃいます…
腎臓病で苦しんでいる犬猫さん達が沢山いるのに、なぜ治療は一昔前から変化もなく続いているのか?!憤りを感じます。
治療も病院選びでこんなに違ってくるのか!思うのと同時に、大山先生が感じてらっしゃる腎臓治療の件は静岡に限らずだと思い、メールをしました。みなとまちアニマルクリニックさんの様な病院が沢山増えてくれる事を願うばかりです。
>とっこ様
いつもありがとうございます!
ぴこさんもお元気そうで何よりです。
慢性腎臓病の管理の上で、体重の維持は非常に大事なポイントだと思いますので
食べないよりは食べてくれる方が良いとは思います!
何か新しいことをしたり、やり方を変えることというのは
色々と大変だったりもするのかなあ、と思います。
でも、検査や治療がアップデートできるのであれば、できる限りやっていきたいですよね。
なかなか動物病院業界全体に変化が訪れることは難しいのかもしれませんが
こうやってブログに書いていくことで、サービスを受ける側である患者様側の求める医療の質が向上していけば
何か変わるかもなあって思って続けています。
また、ぴこさんのご様子や経過の方を教えていただければと思いますので
よろしくお願いいたします。