つぶやき
一歳半健診
無症状の人を対象に
疾患の疑いのある人を発見することを目的に行う検査を
スクリーニング検査と呼びます。
検査には感度と特異度という概念がありまして
陽性のものを陽性とする確率を感度
陰性のものを陰性とする確率を特異度と呼びます。
感度が高い検査というものは
陽性の患者さんを見逃さないようにする検査となるため
健康な集団から病気の人を見逃してはいけないという
先述のスクリーニング検査に適しているわけですね。
先日、三男の一歳半健診がありました。
健診の中で、意味のある単語を五つ発せないといけない
という診断項目?みたいなのがありまして
長男・次男と言葉が出るのが遅い大山家の伝統なのか
当然のようにうちの三男は5つも言えるはずもなく
見事に健診に引っかかったわけであります。
何個の言葉を話せなかったら異常とするかの基準は
どうやら自治体によって異なるそうで
静岡は少し厳しめだそうです。
長男・次男は引っかからなかったのに
三男は基準を満たせなかったのはそういう理由みたいです。
発語のためのトレーニングを受けることができるので
これも良い機会かなと考え、喜んで療養に連れて行っておりますが
これが一人目の子だったら結構ショックだったかもなあ、とも思うわけです。
検査というものは、その結果の捉え方や解釈の仕方によって
その意味は大きく変わります。
検査の基準値をどのように設定するか
客観的な数値として算出できるような検査ならまだしも
超音波検査やレントゲン検査のような
主観的な要素がどうしても大きくなってしまう検査を行う場合は
特に注意が必要なのかもしれません。
そういうことを教えさせてくれた一歳半健診でありました。
おしまい。